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file.192 Ken SINGLETON【ケン・シングルトン】

2007-04-21 | STU
【隠れた強肩】
Ken SINGLETON

1970年にメッツでメジャーデビューしたシングルトン。
72年にエクスポズへ移籍すると、
73年、打率.302 23本塁打 103打点をたたき出し
MVPレースで9位に付けるなど、ブレークを果たした。

安定感のある打撃だけでなく、
100四球以上を4度、90四球以上を8度マークするなど、
選球眼も抜群であった。
また、ゴールド・グラブ受賞こそかなわなかったが、
73年の20捕殺が物語るように、強肩の持ち主であった。

75年、オリオールズに移籍、
フランク・ロビンソンが抜け、
ブルックス・ロビンソンに衰えが見え始めていた
オリオールズ打線の主軸として期待を集めた。

75、76年と、主軸を打つ打者としては物足りない成績に終わるが、
77年は打率.328 24本塁打 99打点の好成績。
79年も35本塁打 111打点をマークし、
チームのリーグ優勝に大きく貢献、
MVP投票では惜しくも2位に終わったが、
この頃に頭角を現したエディ・マレーと共に打線を支えた。

80年の打率.304 24本塁打 104打点を最後に
シングルトンの打棒は衰えを見せ始める。
が、勝負強さは健在で、
83年には18本塁打 84打点をマーク。
マレーやカル・リプケンらと共に
チームをリーグ優勝に導き、
ポストシーズンは、あまり出番に恵まれなかったものの
フィリーズを破っての、ワールドシリーズ制覇を
チームメイトと共に味わう事が出来た。

84年、現役を引退。
通算で2029安打 246本塁打をマーク。

引退後はヤンキースのブロードキャスターを勤めた。