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file.065 Jackie ROBINSON 02 【ジャッキー・ロビンソン 02】

2006-02-24 | 2013年映画『42』
【1947年】
Jackie ROBINSON

1947年、晴れてメジャーデビューし、
黒人で初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソン。
72年に心臓病で53年の生涯を終えるが、
その人生は想像以上に波瀾に満ちたものであった。

47年、ドジャースの一塁手として
打率.297を打ち、29盗塁を決めて盗塁王、
さらにこの年から新設された新人王を獲得、
一見華やかなデビューであったが、
人種差別による様々な嫌がらせを受けながらの成功であった。
同僚、観客、相手チームのベンチ、新聞記者....etc.....。

が、ドジャースのオーナーでありジャッキーをメジャーデビューさせた
張本人、ブランチ・リッキーは本来血の気の多いジャッキーに
あらゆる野次や迫害に対し、沈黙を持って耐えろ...と命じていた。
それは、当時黒人が受け入れられるのに最良の方法であった。

ジャッキーは耐えながら、ゲームでは遺憾なく
その実力を発揮、次第にチーム・メイトから認められるようになる。

また、敵チームから容赦なく浴びせられる
強烈かつ下品な野次は、ドジャースのチームを
一丸とさせる最高の要員にもなっていた。
ジャッキーが入団した当時、反感を持っていた選手達が
対戦相手チームの野次に対し、何も言えないジャッキーを庇って
野次り返すようになっていた。

デビューして数年、ジャッキーは
ひたすら「耐えて」いたのであった。