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file.062 Al KALINE 【アル・ケーライン】

2006-02-13 | JKL
【ミスター・タイガース】
Al KALINE

05年、デトロイトのコメリカ・パークで行われたオールスター、
元同僚のウィリー・ホートンと共に始球式を行ったアル・ケーライン。
1953年から22年間にわたりタイガースひと筋でプレー。
通算安打3007本、399本塁打、1583打点を誇り、
古くからのタイガースファンからの尊敬を一身に集める
『ミスター・タイガース』である。

53年にマイナーを経ずに
メジャーデビューしたケーラインは
54年、19才で、打率.276、4本塁打。
翌55年には20才で、打率.340、27本塁打、102打点を打って
史上最年少となる首位打者を獲得する。

この首位打者獲得には
テッド・ウィリアムスのアドバイスが
大きな役割を果たしたと言われている。
またこの年、こちらも最年少記録でオールスター出場を果たす。

56年、打率.314、27本塁打、128打点、
57年、打率.295、23本塁打、93打点.....と、
スランプ知らずの快進撃を見せたケーライン。
爆発的な長打力は期待出来なかったが、
勝負強い、安定した打撃が持ち味でタイガース随一の
主力打者としてチームを牽引した。

59年、打率.327、27本塁打、94打点の好成績、
さらに60年代に入り、ケーラインの打撃にはますます磨きがかかる。
63年には打率.312、27本塁打、101打点と
3度目の100打点以上をマークした。

68年、シーズン成績こそ、打率.278と平凡に終わったケーラインだが
ワールド・シリーズで爆発、
この年、最高の活躍を見せたボブ・ギブソン擁する
カージナルスを相手に奮闘。
シリーズMVPは『投』の伏兵ロリッチが獲得するが
『打』ではケーラインがチームを牽引、
打率.379 本塁打2 打点8の大活躍で
チームの世界一におおいに貢献した。

右翼の守備ではロベルト・クレメンテと
比肩される程の名手ぶりを発揮、
堅実な動きとズバ抜けた強肩で、
10度のゴールド・グラブ賞に輝いている。

通算15回のオールスター出場を誇り、
背番号6は当然のごとく永久欠番に指定されている。

80年、野球殿堂入りを果たしている。

http://mlb.mlb.com/NASApp/mlb/mlb/stats_historical/mlb_player_locator_results.jsp?playerLocator=kaline