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 藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

おはぎ(最終回)

2021-06-14 15:49:16 | 日記・エッセイ・コラム

 「おはぎ」ばかり書いて来たので、些か食傷気味になって来た。 胃薬を買ってこなくてはもう食べれない方、ご安心ください。 今回が最終回です。 明治の中頃から、一般庶民にも、子供が一歳の誕生日祝いに、「一升餅」を背負って歩かせる風習が広がったらしい。 「一生」食べる事に困らないようにとのダジャレだそうだ。 その風習を広島で広めたらしい店がある。

     

西区にある「林餅店」だ。 この店は、明治四十年に創業した店だ。 別れの茶屋ほど古くは無いが、広島で名が通った餅店である。 子供の誕生祝餅を、注文を受けて作ってくれる店としてしられている。 其の日の引き出物の「牡丹餅」も、皆さんおなじみなのである。 私も幾度か食した。 我が家は妻の父親が前日から餅を搗いて届けてくれたので、・・・。 この店は午前二時から開店している。 尤も販売は六時からだが、事前にお願いすると早く受け取れる。 今でも「石臼」で餅を搗く凝りようだ。旧山陽道と、山陽本線横河駅から南下するメイン道路の交差点に赤いテントが目印である。 そう言えば、私の姉が冬休みに、アルバイトに通ったことが有った。 早朝二時から行くのかと思ったら、高校生には無理だから、六時からの店番(売り子)だったそうだ。