藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

深山 霞の「霞的心」  刷り込まれた知識は恐ろしい

2013-08-31 20:20:30 | 社会・経済

  • かもめの水兵さん
  • 並んだ水兵さん白い帽子 白いシャツ 白い服 波にチャップチャップ 浮かんでる   

    子供のころ覚えて童謡だ。 この歌詞から「カモメ」は 白いというイメージが私の脳裏に焼き付けられた。 だがその後、現物の「カモメ」が太田川放水路の水面に群れているのを見てその体の一部は黒に近い色をしていることを知った。

    がしかし、その知識もまた違っているようである。 私が持っていた「カモメ」の知識など「カモメ」の実態からすればほんの一部分でしかなく、「カモメ」のそのことを調べてみると実に奥深く簡単にたどり着けそうに無い。

    「カモメ」について調べてみる気になったのは、北海道椴法華に在住の「かわぐちえいこう」氏のブログ美術館に「カモメ」の写真が掲示されたからである。

    写真の「カゴメ」は白くない。 ?・・・・・・・。  

    今日一日インターネットで調べてみたがどうもはっきりしない。 

    「カモメ」はいったい何色なのか?・・・・・。疑問が深まるばかりであった。 

    ところが今夕六時過ぎのTVで、魚の「マンボー」が海面に横たわり体についた寄生虫を「カモメ」に捕ってもらっている画像に出会ってびっくりした。

    其処に映し出された「カモメ」は、私の記憶の中にいた「カモメ」と「えいこう」氏の写真の「カモメ」に近い「カモメ」が映し出されていたのだ。

    先ほどまでインターネットで再度「カモメ」について調べてみたが限界があった。

    そこでふとあることに気付いた。 白鳥の事が脳裏を走った。 白鳥の幼鳥は灰色である。 一説には成鳥になるまで保護色だという説がる。 たしかに純白より、灰色の方が自然界では目立たない。

    とすると「かわぐちえいこう」氏の写真の「カモメ」は、幼い「カモメ」なのでは無かろうか。

    「鳥類」について詳しい方是非ともお教えいただきたい。

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    深山 霞の「霞的心」    電子マネー

    2013-08-30 18:19:42 | 社会・経済

    二日に一回は足を運ぶスーパーに、電子マネーが導入された。 前もって一定の金額を入金しておくと、全商品が3%値引きになる。 

    政府が消費税値上げの時には、値引きセールの禁止を打ち出したが、業者はすでに先手を打って3%の値引きを始めている。 デフレからの脱却と「アベノミクス」はインフレ誘導政策を展開しているが、業者のほうが一枚上手のようである。 

    要するにかつて存在した回数券と同じで、前もって切符を購入しておけば一割お得という寸法である。

    スイカやパスポと同じようなものである。 スーパー側は、前もって現金が手元にあれば商品を現金で買い叩ける。 それだけで十分にメリットが出てくる。 うまく考えたものだ。

    国の施策を逆手にとっての商法である。

    さて原発についていま少し経験したことを記して置きたい。

    日本の科学コンビナートは、広い敷地に縦横に配管が走り回っている。 反応釜を中心に配管されたその配管は交差するが上下に重複して配管されることは無い。平行に配管されている。 それは何処か配管から出火した時、上下に配管されていると影響を受けやすいからである。 事故に対する対応が為されているのだ。

    福島原発の水素爆発時の映像を思い出してみていただきたい。 原発建屋は、複層階構造に出来ている。 階下の事故が上部階に被害が及ぶことを想定していない。

    火災という事故を想定していないのである。 「水」が全てをコントロールしているので、火災など想定しなくて良いと言う「先入観」が存在していたのだ。

    地震発生時に、配管同士が接触しないように配慮されていたかと言うと、これも疑問である。 一定の間隔で配管同士が接触しないように、何らかの装置で整然と配管されていたかと言うと、疑問である。 配管自体を固定化すると、ジョイント(接合部分)のパッキン(石綿製のガスケットと呼ばれる接合部財)の交換時に配管の自由性が奪われるからだ。 これが一時期問題視された地震による配管の損傷があったかどうかの問題なのだ。 ただ上部から吊り下げられた配管が地震でどの様に動き破壊されたか容易に想像がつく。 島根鹿島原発が、福島原発事故後大量の技術者を導入して、点検補強工事をしたかは、堅く作業者に口止めされたことは施工業者の中では常識である。

    燃焼物が無き物として設計された建造物が、化学反応によって水素が発生し爆発することがわかった現在、複数階設計の原発建屋の見直しこそ急務なのではないだろうか。

    同じ事故は再び起こる。 

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    深山 霞の「霞的心」  「茶番劇、松江市教育委員会」事務局

    2013-08-27 20:53:31 | 社会・経済

    島根県松江市の教育委員会の教育長が、マンガ「はだしのゲン」を学校の図書室から撤去し、閲覧禁止にしていた事件は、昨日教育委員会の臨時開催で結論が出され、事務局の勇み足で問題解決が図られました。

    このマンガ「はだしのゲン」は、松江市だけでなく他の地方字自体も閲覧禁止にしていた実態はあまり報道されていない。 「原発立地助成金」が交付されている自治体の多くは、図書室に最初から無いか、学校の経費使用の伺いの段階で削除されてきたのが実態なのです。

    山口県上関町は、昨年まで27億円の立地助成金が交付されていましたが、福島原発事故を受けて、内海での原発の立地の危険性を考えた中国電力は、今や本気で原発を建設しようとは思っていません。そのような中で、今年度の立地交付金は7000万円に減額されました。 町の財政は破綻寸前なのです。原発が来れば、潤沢な財政で町が潤うと考えた一部の政治家が、平成の合併を拒み、結果的には町政の破綻につながりつつあるのです。 

    原発の話が上関町に持ち込まれたとき、多くの議員が島根鹿島原発の視察に行ったはずです。 案内されるがままの視察で、原発の実態は見えなかったでしょう。

    見えるわけが無いのです。 原発自体「手作りの大人の玩具」なのです。 原子炉本体の中の熱交換器のパイプの太さや長さなど、どの様に設計され製作されたのか、どんな人間が作ったのか、まったく見えてこない物体なのです。そこに使用された配管は化学コンビナート以上に複雑で、その工事に関係したものすら解らないのです。

    例えば、一本の経路を構成するパイプは幾本ものパイプの部品をつなぎ合わせてゆきますが、ある部分では溶接で接合します。 その溶接する人間が果たしてその技量がある人間なのかは確認されません。 溶接技能者の登録はしてありますが、その人間が果たして本人かは一々確認されないのです。 ボールトで接合するときもどの強さで、どの順番でボルトを締め付けるか等は決まっていません。

    しかし、このボルトを締め付ける順番などは特に重要なことなのですが、それを管理監督する人間にその知識が無いのです。

    福島第一原発と島根鹿島原発は、日立がその原子炉を担当した「軽水炉」と呼ばれる原発です。その原発の建設を経験した人間として言えることは、メルトダウンした核燃料は、原子炉本体の下の防護コンクリートさえも破壊し地中に到達していると確信しています。地下水と、注入された水とで辛うじて冷やし続けられているのです。

    だから地下水の上昇が起き、放射能が地下水に溶け出しているのです。

    そもそも原発開発国アメリカでは、アメリカのメーカーの原発はこの16年間一基も建設されていません。 なぜされないのか答えは簡単なのです。 「製造物責任法」が制定されて以来、「アスベスト」関連企業が相次ぐ訴訟に負けて倒産しました。

    同じことは、「原発」でも起こっているのです。だからアメリカの「原発」の特許を持つ会社は国策で(政治的配慮というべきなのかもしれませんが)一社のみ残し、もう一社を日本の企業に売却したのです。

    アメリカではロッキー山脈から西の地震多発地帯には一基の原発も存在しません。

    アメリカ東部の地震の少ない地域のみに設置されているのです。

    元々日本のような地震多発地帯に原発を作ること自体アメリカから見ると「狂気の沙汰」なのですが、欲しい物は売って金儲けするのがアメリカなのです。

    アメリカは日本と違い、国自体が資本主義なのです。

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    深山 霞の「霞的心」  あっと驚く「為五郎」

    2013-08-25 08:09:42 | インポート

    ここ数日間、福島原発の汚染水漏洩映像が、TVで流れない日はない。

    私自身、長く土木建設工事に関わって来たので、映像を見た瞬間漏洩事故は起こるべきして起きた事故だと断定できる。

    金属製の工作物は、温度により大きく変化する。 東京スカイツリーの設計で、一番苦心したところがその塔の温度による変形がその構造物にどの様な破壊的力が懸るかを計算することであったはずである。

    しかしながら福島の汚水水タンクの組み立て状況うから見てその様な検討はなされた形跡はない。 単に貯水量に対する強度のみの計算で製作施工されたようである。

    底版の気温による膨張収縮の運動と、円筒形側壁の膨張収縮の運動量は大きく異なる。 当然に其処に異常な力が加わり変形し汚染水は漏洩する。

    同じようなタンクに「原油貯蔵タンク」があるが、それらは全て溶接で固定され、底部と側壁との接合部には特別な補強がなされている。

    またそれらは、太陽熱の吸収を出来るだけ避ける為に、いろいろ工夫されている。特殊塗料で塗装されているのだ。

    東京スカイツリーを24時間計測してみると面白いのではないかと思っている。刻々とツリーの傾きが変わり一日で最大どれ位の傾きになるのか知りたいものである。

    普通45mの鋼鉄製の橋で、真夏と真冬で約7.5センチの変化を起こす。 そのためにこの変化を吸収する為に二つの方法がとられている。

    ひとつは橋の片側を固定し、他の端をエキスパンションという装置で自由に動かして吸収する。 いまひとつは、近頃用い始められた方法で両端ともに固定し、橋の中央部が自由に上下して伸縮を吸収する方法である。 それらの工法を可能にしたのは現場での溶接機材の性能の向上が大きく関係している。 

    今回設営された汚水貯蔵タンクを、TVで見る限り長期に保存できる材質のものでないことは明らかである。 防食から考えると「ステンレス」であるが、強度がない。「ガリバリュム」で作れば良いが高価すぎる。 安直に鉄を使用したのだろう。 それならば何故に溶接して強度の補強と漏水を止める手段を取らなかったのか不思議なのである。 それだけ設営に追われ安全対策がなされていない現場の現状が見えてくる。

    解決法はただ一つ、地中に巨大円筒形タンクを作り外気温などの影響を排除した物を建設することである。 しかしその技術も簡単ではない。 

    東京都心、神田川の氾濫に対する地下構造物のような前例を参考にして早急に建設すべきである。 政府の責任で。

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    深山 霞の「霞的心」   大きな壁が見えてきた

    2013-08-24 18:49:22 | 社会・経済

    八月十日 ブログ更新後、 「志村建世」氏のブログを拝読後に、大きな壁が見えた。

    氏は1933年生まれ、今年80歳を迎えられた。 終戦の年は12歳か13歳の小学生で、「教育勅語」の教育を受けられた方である。 氏のその終戦時の経験は私にはない。 あるが認識がない。 

    1945年生まれの私は、最年少被爆者の一人ではあるが生後四ヶ月。 

    目には原爆の悲惨さが入ったであろうが記憶にはない。 

    あるのは戦後の闇市からである。 

    闇市の群集の中には、「原爆ケロイド」を纏った被爆者が多く存在したし、傷痍軍人の姿も多かった。 

    私の同級生の叔母さんは、「原爆症」で病院通いの毎日を過ごし、結婚もされずその後亡くなられた。 

    その同級生は、体内被曝者で一昨年の同窓会で「被爆者手帳」を取得していないことを知り、「被爆者手帳」の取得を勧めた。 福岡県から「被爆者手帳」が交付されたのは昨年である。 

    この様な経緯から、次世代への「原爆」の齎した悲惨さを継承して行くべき方法がこれでよいのか疑問に思い始め、二週間の間 「脱原発」 「護憲」 「被爆者証言」 「再軍備推進」 とあらゆる考えの方々のブログを読み漁ってみた。

    しかしながらその中には「答え」は見つからなかった。

    「百聞は一見に如かず」 「志村建世」氏の様な体験に基づく「ブログ」は少ない事が解っただけである。

    「笹森恵子のロスアンゼルス生活~在米被爆者からの平和」
    http://ameblo.jp/shigekons/

    それもそのはず、いずれも高齢者で今日のような一台のPCで世界と繋がる事など考えも及ばなかった世代の方たちである。

    その中で、是非とも皆様で訪れていただきたいのが前記のブログである。

    彼女は戦後、「原爆乙女」として渡米、「ケロイド」の整形手術や原爆症の治療を受けられ、平和活動家で、作家の「ノーマン・カズンズ」氏の幼女となり、アメリカで核廃絶運動家として活動されている。

    「笹森恵子」で検索していただき、彼女の活動や経歴を是非とも御覧頂きたい。

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