藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

広島県安芸郡府中町緑ヶ丘中学校生徒自殺の顛末

2016-03-24 14:16:09 | 日記・エッセイ・コラム

学校の進路指導の誤りから自殺に至った子供の両親の手記です。

今までに校長の謝罪の言葉を一言も聞いていません。 管理者不適格校長の進路指導方針の変更から自殺者が出るに至った経過が第三者に委ねられることとなったが、自らが犯した進路指導の間違いが原因なのに陳謝の言葉も聞こえてこない、逃げの一手の対応に市民は怒っています。

<広島中3自殺>「我が子任せにしたことを悔やまれる」両親の手記

【息子について】

まじめできちょうめんで完璧主義でした。小学校の時は本当に家事の手伝いをよくしてくれました。中学生になってからも時間がない中でも母親の様子をみては「これは俺がやるよ」と手伝ってくれる優しい子でした。

高校受験に向けて3年間勉強に部活動に励んできました。特に部活動はまじめに取り組み、1年生の頃から駅伝大会に参加させてもらいました。部活の友達とは本当に仲が良く、みんなで毎日練習に励んでいました。

3年生になってからは行事に意欲的に取り組み、特に文化祭で友達と災害復興ソングを全校生徒の前で歌っていた姿は、生き生きとして、本当に自信に満ちあふれていました。音楽やファッションに興味があり、時間がある時には自分で洗濯して、きれいに干すほど服は大切にしていました。

3年生になってからは友達の影響でお菓子作りに興味を持ち、部活の引退の時や文化祭の時のお弁当にケーキを作って、持って行ったりしていました。手伝ってあげようか、教えてあげようか、と聞いたら「レシピを見たらたぶん作れるよ。困った時だけ教えて」と自信ありそうに答えたので、「意外とお菓子は難しいよ」と言うと、「俺、器用だし、たぶん大丈夫だよ」と見事に一人で完成させていました。息子には思った味と違ったらしく、好みの味に近づけるにはどう分量を変えればいいか、一生懸命考えて私に相談しながら作っていました。

【将来の夢】

軽音楽部に入って楽器を演奏したいと言っていました。オープンスクールで演奏を見て「かっこいいと思った。自分もやってみたい」と楽しそうに話していました。勉強ももちろん、「学生生活を楽しみたい」とよく言っていました。大学進学へ強い思いを持っていたので、高校も自分の行きたい大学への進学が可能かということも考えていました。

得意な数学に加え、英語ももっと学びたいと言っていました。IT関係の仕事に興味を持っていました。

【自殺の要因】

3年間頑張ってきた者が推薦を受けることができる、という言葉を信じて、辛(つら)い時も頑張ってきました。自分の人となりや努力を認めてもらえなかったことに加え、身に覚えがないことが一人歩きしていたことも一つではないかと思われます。

【学校の対応】

入試を控えた同級生を動揺させたくない思いから、死因は入試が終わるまでは伏せてほしいが、保護者には進路指導の事案について説明してほしいと願っていました。教育委員会から生徒の耳に入るリスクが高いと聞き、保護者への説明会も入試が終わった日に、と私たちで話し合いました。

その後、何度か保護者説明会の早急な開催を教育委員会に訴えても、理由をつけて私たちを不安にさせ、別の方法を提案してきたり渋ったり、保護者へ説明する気があるのか疑わしくなるほどでした。2カ月以上も振り回され、私たちの不安や不満は募り、疲労感が限界に達していました。それでも強い思いを持って約束してもらったのだから、必ず(高校入試が終わる)3月8日には実行し、同級生が試験会場へ到着するまでは生徒に知らせないでほしい。そんな願いは、7日の夜に教育委員会自ら記者会見を行う意向を公表したことにより、入試をあと1日残して情報が広まるという最悪の展開を迎えました。私たちの願いは簡単に砕かれ、今まで堪えてきたことが意味をなさない状況になってしまいました。苦しかったあの時間は何だったのかと思います。

報告書のまとめ方は不十分だと思います。

マスコミに開示されたものの中に息子の名前のマスキングミスが見つかることや、何も考えずに発言していることなど、私たちや生徒への配慮より、マスコミ対応が優先であることが本当にがっかりです。

【教師への不信感】

(息子は)担任というわけではなく、以前から不満はこぼしていました。言い分を聞いてもらえないことや、ひいきを感じることがあると言っていました。

 進路指導については、このようなことが行われていたことは信じがたく、教育の場とは何かを問いたいです。何も知らないまま大切な我が子を学校に任せていたことが、本当に悔やまれます。まず早急に第三者委員会を作ってもらい、しかるべき判断を仰ぎたいと思います。

(【】は質問の要約)

自浄能力の無い学校管理職は罰せられるべきです。教育委員会もまた人事における責任を全うすべきであり、年功序列は、廃止すべきです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゲスの極み乙女」 ?

2016-03-16 16:18:34 | 日記・エッセイ・コラム

 私には、「ゲスの極み乙女」などというグループ名を付けるという、感性は持ち合わせていない。 そんなグループを取り巻く若者たちの、感性を理解できないでいる。 時代遅れの老人に成りつつあるのであろうか。 

 芸能人の中でも、若者の不倫文化は、嘗ての芸能人の感覚から、かけ離れているようである。 「おおぴっら」と言えなくもないが・・・・・。 どうも理解しがたい。 それと共に教職員の感性感覚である。 「教育とは・・・・。」どうも「守り育てる」という感覚はなさそうである。 一昨年、小学校の教職員の指導力の無さで、父兄から相談を受けた。 学級崩壊で、生徒の父兄が心配して相談を受けた。 クラスの中は、忘れ物、落し物のであふれており、遊び半分で他人の物を廊下に投げ出したり、・・・・。 学級崩壊とはこんな状態なのかと驚いた。 管理職の教職員が指導に入ったが、改まることは無かったそうである。 どうもこの教職員も同じ感覚なのではなかろうかと思い始めた。 つまり冷静に自己分析出来ないのであろう。

 二股交際や、夫以外の男性の子供を産むという感性。 どうも日本の社会は・・・・・・。 ブログやツイッターで炎上しているそうであるが読んでみる気もしない。 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政治家の数合わせ

2016-03-15 19:54:00 | 日記・エッセイ・コラム

 政治家の多数決崇拝主義が治らない。 正論が何か・・・・・国民が望んでいることが民主主義の正論のはずであるが、現在の日本ではそうではないらしい。 企業利益優先主義となってきた感がある。 国民所得を引き上げて、購買力を高め、企業利益をまし、株価を上げてバブル状態にしたいことは歴然としている。

 その意味では、東北の震災は政府にとっては、めぐってきたチャンスであったようである。 復興費にすでに三兆円を超える予算を使い果たし、今後どこまで必要なのか、皆目見当がつかない様である。 国民から批判など起きない復興予算は、政府の景気対策の柱である事は間違いない様である。

 おまけに安保法を制定して、防衛費にお金をつぎ込むようである。 教育費や、保育費用などアベチャンは気にもかけていない。 ツイッターでお母さんたちにつぶやかれて、あわてて保育拡充を打ち出し始めた。 いわゆる泥縄である。 悲しいかな日本の政治は、泥縄政治が多すぎる気がするが・・・・・。 野党再編も同じことが言えないだろうか。 筋が通った政策を叫んでいるのは共産党と、社民党。 そんな感じに成ってきた。

 哀しいかな日本の政治。 弱者救済の政治は今や何処に行ったのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発のどこがローコスト?

2016-03-11 13:47:40 | 日記・エッセイ・コラム

 福島原発事故関連の国庫負担が三兆円を超えて、最終国庫負担の金額が不透明になったそうだ。 現時点での、国民一人あたりの負担額が二万七千円を超えて、今後どれほどに膨らむか予想が出来ないそうである。

 原発による電力供給が、どの発電供給方法より安いと政府は言ってきたが、嘘が表面化してきた。 要するに日本も、何時でも核兵器を持つことができるだけの核燃料が欲しかっただけなことが、見え見えになってきた。 世の中「語るに落ちる」という「諺」は存在するが、語る前に落ちてしまった感がある。 それが政治家の感覚と言えばそれまでであるが、事「国民の安全な生活」に関することは、しっかりとした危機管理思想を持っていただきたいものである。

 入試の、子供への負担軽減を声高に叫んだ文教族の考えた入試方法は、今や破たん寸前である。 子供の評価の基準を、どこに置くのかはそれぞれの学校での基準が存在してもよかろうと思うのは、私だけのようである。 公立高校の入試制度の中にも推薦枠が存在し、高等学校側の選抜基準が、どの様なものなのか調べているが、どうも公表されていない様である。 公教育の現場を少し勉強しなおしてみる事にした。

追記

 やっと広島県の公立高校の推薦入学基準を見つけた。 そこに記載されているのは、学力や部活に関する物であり、思想信条や素行に関するものは記載されていない。

 私立に関しては時間をかけて調べて見たいと思う。

 

1 選抜(I)

 高等学校長が必要と認める場合,中学校長の推薦を受けた者に対し,次により実施することができる。

 なお,高等学校長は,各高等学校,課程,学科等の特色に応じ,推薦基準を定めることができる。 

 (1)選抜の方法

 ア 推薦書及び志望理由書

 イ 調査書
(ア) 調査書中の学習の記録の評定については,国語,社会,数学,理科,音楽,美術,保健体育,技術・家庭及び外国語のそれぞれの教科について指導要録に従って5段階で評定する。
(イ) 調査書中の学習の記録の観点別学習状況,特別活動の記録,総合的な学習の時間の記録及び他の記載事項については,選抜の資料として活用する。

 ウ 面接  

 エ 高等学校長は,上記ア,イ,ウに加えて,各高等学校,課程,学科等の特色に応じ,学力検査以外の独自の選抜方法を実施することができる。

 (2)合格者の決定

 上記(1)の結果を総合的に判断して決定する。 

  赤字の部分は曖昧な表現であり、少し疑念を抱く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私学入試に思う

2016-03-10 23:56:16 | 日記・エッセイ・コラム

 私学の入学試験の中に、「推薦入学」という理解に苦しむ入試制度がはびこり始めたのは、何時の頃からであろうか。 私立の中に野球の選手や、その他のスポーツ選手を、無試験で向かいいれるようになったのが最初であったように記憶しているが、正しいかどうかは判然としない。

 野球では、「甲子園」へ出場すれば学校の知名度が上がり、入学希望者が増えるという事を利用しての、学校経営者の都合から推薦入学を採用した学校が増えていった記憶が私にはある。 その現象はベビーブーム以前から存在したが、顕著になり始めたのはベビーブーム後の生徒数が減り始めた頃からであったように思えてくる。 受験費用を徴収し、確実に人材確保が出来ると踏んだ「学校経営者」がとった「安定的学校経営」の一手法として行われ始めたことは確かである。 地方の有名校は、その多くが「大学進学率」が高い事が受験戦争を生み出して行き、教育現場にその影響が出始めたのは、いつ頃であったのか記憶にないが、「受験戦争」と呼ばれて、「塾」の全盛を迎える事となった。 学校生活など関係なく「塾」へ子供たちの関心が移り、その対策として「行政主導」の「内申書重視」入試試験へと変革したことは事実である。

 公立高校や中学校の存在意義が薄れていき、父兄もまた子供の進学戦争を和らげる手段として「内申書重視」入学試験が、「推薦入学制度」を生み出したことだけは確かである。 その事が公立学校の教職員の権能を肥大化させて行き、今回の広島県府中町立緑ヶ丘中学事件へとつながったように思われる。 以前から「推薦入学」自体の透明性が問題視されてきた。 教職員への付け届けや、PTA関係者、地元有力者への特別配慮等、うわさは絶え無かったが、人命を失ったことは無かったと思いたいが、我々の知らない所での、「いじめ」の遠因になっていた感はぬぐいきれない。 

 国家資格試験には内申書など存在しない。 中には社会情勢によって、各県単位での合格調整が為されているというう噂は存在したが、それはあくまでも噂であり実在するものとは考えられない。 子供たちの未来を決めかねない受験こそ公明正大に行われるべきではなかろうか。 それはスポーツやその他の特殊才能者の特別入学枠を否定するものではない。

 早稲田大学の「一芸入学制度」は、その入学者の成績が他の生徒に比して劣るものではないそうである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする