また１人、先立って往った。

昨日、友人の１人が旅だった。１９７０年以来、１人の市議会議員を共に支持し、常に上位で議会に送り込んできた同士の１人であった。彼は生涯、日本一の金庫会社、「熊平金庫」の一従業員で有ったが、窮めて社会正義感が強く、一時期労働組合の委員長もやっていた人物である。また地元町内会や、子ども会の世話をし、コミニティづくりに、努力を惜しまない人物であった。また１人、有能な人間が、旅立って往った。心から冥福を祈ろう。

　私も、何時の日か彼の元に行くであろうが、今しばらくの時間を頂けそうである。といっても、長い時間ではない。確実に、「石綿」は、肺を犯し続けてくる。今週「肺年齢」９６歳と診断された。実年齢プラス３０歳である。残された時間に、「行政書士」に挑戦することにして二ヶ月。体力的に限界のようである。酸素不足の脳は、記憶能力を超えた挑戦に、悲鳴を上げている。肺の痛みは、漢方療法で何とか抑え込みに、成功したが酸素供給までは不可能な用である。血中酸素８５％以上を、何とか維持したいものであるが、未だその方法が、見つからない。「石綿」疾患の専門医が、この日本に存在しない事が、患者を苦しめている。「国の医療行政の貧困」この一言に尽きる。

急旋回の広島

昨日まで気付かなかった。状況は急旋回している。アスベスト被害者が、広島で此れほど注目され始めるとは？

広島市議会で被害者救済について議題にあがった事。

ついで、広島弁護士会がアスベスト被害者の救済に立ち上がったこと。昨年十月には、考えられない事が次々に始まっている。その真ん中に自分がいることに不安がよぎる。しかし、逃げ出す事は許されない。初めての経験である。私が仕掛けた事が、今動き始めた。自らの健康の問題と共に、多くのアスベスト被害者の救済が、私の健康被害の進捗と競争うを始めた。ある面、私の不安を何処かに押しやってくれる。しかし、病状は確実に進行している。今日も、行政書士の講座を聞きながら、漢方の壷療法をしていた。体が悲鳴を上げる。私以上に、病状の進行した人たちは、どんな思いで、日々生活しているかを考えると、心がさむくなる。この現状を打開する為に、市議会を動かし、弁護士会を動かしてきたが、これから、現実に行政に何を注せるかが、大きな課題である。広島市にアスベスト患者の為の、医療ネットワークの構築がまづ一番の課題であろう。昨年立ち上げられた、アスベスト学会の八月広島大学における開催。これも、課題だ。アスベスト問題は目に見えない問題である。気が付くと、中皮腫。発症すると、一年六ヶ月が命の限界である。この厳しい堅実が突然訪れる。誰もこのことに心の準備も家族の準備もなされぬまま、押し流されていく。昭和二十年の広島に似ている。気付けば、死。原爆症の死。同じ事がアスベスト患者に今起こっているのです。神の御加護を願うしか無いのでしょうか。国は、自らの責任をどの様にして、逃れようかと汲々としている姿が垣間見えるのです。皆さん、皆さんが何処でアスベストの被害を受けるか、誰にも予測する事が出来ないのです。だから、怖いのです。

以心伝心

人間が壊れるとパソコンもダウンしまし

た。この所、行政書士の講座に疲れたの

か、それとも病変の進行かダウン。すると

パソコンもダウン。ブログの更新が出来ず

にいました。今、復旧途上のパソコンで、

幾日ぶりかの更新をしています。さて今週

も残り数日。来週から、広島法律事務所の

支援を開始します。アスベスト曝露者の発

掘と、「健康管理手帳」（石綿）の取得の為

のアドバイスを行っていきます。

アスベスト曝露者が結集

本日１３時から広島弁護士会館で、アスベスト被害者の集会が開かれた。皆さん中国新聞の記事を読まれて、参集されたらしい。私は、宇土　博医師と共に当初からレクチャーする側として参加したので、参加者の多さにびっくり。それぞれに、悩みが違い今後の方向がなかなか見えてこない。ただ「健康管理手帳」（石綿）申請者で却下された方が数名居られた。このことについては、今後力添えが出来そうである。肺癌患者の中にもアスベストが原因と思えるケースが多く有るが、曝露状況の証明が出来ない限り、多くの制度の恩恵を受けれない現状をどう打開するか、研究課題も見えてきた。病理学の勉強も少ししなくてはならないように感じている。考えるにつけても、３．１１の福島に於ける原発の水素爆発により飛散したアスベストにより、３０年後から発病が始まるであろう、肺癌中皮腫。国は危機感を持っているのであろうか。瓦礫処理状況を見る限り、アスベスト対策がなされているとは思えない。３０年後から大きな代償を、国は払い続けなければ成らなくなるであろう事が、容易に想像できる。国政を預かる国会議員の皆さん丹田に気を込めて事に当たって頂きたい物である。

ひたすら体を休める

二日間ひたすら横になりつづけた。風邪の悪化を気遣っての事である。しかしながら、情報は向こうからもやってくる。病院帰りのスーパーの駐車場で、珍しい人に出会った。嘗て、建設会社を経営されていた、Ｔ氏である。話によると、大腸癌で闘病中であるそうだ。「健康管理手帳」（石綿）のことを話すと、知らないという。もし「健康管理手帳」（石綿）を持っておれば、大腸癌も詳しく検査され、アスベストが検出されれば、労災認定された可能性がある由、話をすると元従業員が六名未だに頼ってきて、設計と管理を引き受けている由。その人たちを含め七名の「健康管理手帳」（石綿）取得の手助けをする事と成った。今日は、行政書士の講座に参加する日なので、早速に労働局を訪れ、申請書類を入手予定である。国の基本方針は、未だ改まることなく、知る事の出来た人間にのみ、権利を主張した者のみにだけ恩恵を与えるのである。この体質は、年金問題で少しは改善されたかと思ったが、なんら改まった所など少しも無い。広島県内に、二百を越す石綿関連企業が存在する事を把握していても、その従業員に何ら、「健康管理手帳」（石綿）手帳の事は、知らされづにただただ、申請をされる事を待ち、申請書の文面字面のみにて、判断し「健康管理手帳」（石綿）の交付、或いは、不交付の判断をしているのが現状である。国民の救済など脳裏の片隅にも無い。税金の滞納には厳しい国は、国民の権利行使にも厳しい。どこか変である。その割には、今回の厚生年金の対象者拡大については、企業負担を考慮して政党内で激論が交わされている。厚生年金負担分を賄えない企業など所詮企業として成り立っていない所が大半だ。この際、企業の大幅な見直しを行い、中小企業の再編もやもうえないと、思うようになった。今までがあまりにもいい加減であったように思える。大企業も含め、全ての業界で企業モラルも含め、再編される事が、日本再生に繋がる様に思えて成らない。