藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

深山 霞の「霞的心」  瓢箪から駒

2013-04-24 06:43:34 | 社会・経済

Photo 広島市の七本の川の中で東側を流れている「猿猴川」である。下に架かる鉄橋が、山陽本線。上が新幹線である。その先に見えるこんもりした林が「長寿園」と呼ばれ、戦前から桜の名所であった。昭和20年8月6日、この美しき公園は学徒動員生徒の負傷者と死体で埋め尽くされた。その中から私の父は、十幾人の子供たちを見つけ出し、己斐、高須、古江・・・・の自宅迄送り届けたらしい。その事実は、父の葬儀の日に初めて知った。命永らえた人、遺族の人たちの感謝の中であの世に旅立って行った。

19日夜、広島法律事務所にお世話になった人々で作られた親睦会「ひまわり会」に出席した。 思わぬ人々にであったが、中でも元参議院議員「仁比」弁護士に出会い、意気投合。坂本弁護士と共に、石綿被害者救済の為の組織づくりの協力を頂けることになった。 広島福島生協病院を中心に新しい組織を作ることになり、共立病院を中心に活動準備中の組織とともに連携して、石綿被害を拡大させてきた国の責任を追求する為の「被害者原告団」を二年以内を目処に立ち上げることになった。

Photo_2 協力いただける弁護士の方々である。左端が「仁比」元参議院議員弁護士である。 七月の参議院選挙に出馬予定だそうである。 石綿被害者救済に尽力いただく為に、よろしければお応援ください。

ここまで来ると、言いだしっぺの私の責任は重大であるが、やって見る価値は十分にある。 弁護士の先生方も成功報酬でいいそうだ。 世の中まだ捨てたものではないと実感している。 

仁比弁護士は「上関原発一時訴訟」の弁護士として、勝利に導かれた方であるが、中国電力の手を変え品を変えての、地元切り崩しが激しく、漁民の多くが後継者がおらず漁業権がお金になる間に、お金にしたい様である。

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深山 霞の「霞的心」  「中皮腫」で亡くなられた「S」さんの弔い合戦

2013-04-18 21:53:53 | 社会・経済

一週間と三日。 写真210枚取っ組み合ってきた。アスベスト被害者 「S」さんは、この家に越してくる前、同じ団地の同じブロックに住んでいた。 奥さんと昨年秋に出会ってビックリした。 ご主人が石綿被害者。 「中皮腫」で亡くなられたという。 勤務先を相手に裁判を起こされた。 裁判の過程で、建築現場での石綿暴露状況を証言できる人を探しておられて、事の成り行きで私がその役目を引き受けることになった。

その矢先、被告側の提出してきた工事写真に、石綿撤去状況がはっきりと映し出された物が存在し、今日まで十日間の間、会社の安全管理義務違反の確証を一つ一つ写真を解説しながら作文していった。 

本日夕刻四時出来上がった。 明日夕方弁護士へ提出して、建築の素人でも、裁判官でも理解できるか判断を仰ぐ予定である。 それにしても八割がた済んだ様なものである。 この経験は、「建設現場で、アスベスト被害は何故起きたか」の本の原稿書きの予行演習になった。 「S」さんの裁判勝利と、私の本の出版とどちらが先になるか楽しみになってきた。

明日の夜は、別の弁護士さんとアスベスト被害者救済裁判の資料作りの打ち合わせ兼、親睦会に出かける。

正月以来のお酒を戴く事になりそうである。 フフフフ・・・・・。 この様なとき以外飲酒の機会がなくなった。 少しのお酒を、楽しく飲める機会が無い事が残念である。  

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深山 霞の「霞的心」  「一飛びで初夏」

2013-04-16 13:45:04 | 社会・経済

Photo カヤ蘭が例年より、二週間以上早く咲いた。

ブログの更新が精神的に出来なくなっていた。 「中皮腫」で亡くなられた方の裁判資料の作成方法で悩んでいたため、ブログに手が付かなかった。 昨夜証明できる目鼻が立った。 しかし、次が待っている。 「石綿被害者救済資料の本」の、原稿書きの事が頭をよぎり、ブログを開く事も出来なくコメントを戴いた方々に申し訳が無く思っている。

Photo_2 どんなに焦っても、滅入るだけだと本屋に出かけたが、本日発売の本が入荷していないという。

「商売をする気が有るのか」と、店長に文句は言ってみたが、無いものは無いのである。

昼食後、別な本屋に出かけてみる事にする。

それにしても、私という人間は追い込まれなければエンジンがかからない。 学生時代からの「癖」のようである。 追い込まれると突然アイデアが生まれて、問題解決というパターンを繰り返してきた。

我ながら困った性格である。

どうも世間から、「へそ曲がり」と言われる原因はそこら辺にに有りそうである。

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深山 霞の「霞的心」  「感謝しています」

2013-04-11 21:27:02 | 社会・経済

018 築400年の民家で、応仁の乱の時代、天皇家の末裔が隠れ住んだ集落の中で一番古く、広島県の重要文化財になっている。

気分転換に奥様と、昨年主人を「中皮腫」で亡くされた私の20代からの友人と三人でハイキングに出かけてみた。

宇賀渓谷の奥にあり往復徒歩7時間。どうも空気の中の酸素濃度が違うように感じた。 往復18000歩。 私自身が信じられない程歩く事が出来た。 

森林浴が体に良いようである。 これからは毎週一度出かけてみる事にした。

先日来、多くの方から公開、非公開の励ましのコメントを頂き、この画面上でお礼申し上げます。

これからの半年間は、「ブログ三昧」の日々とはいかなくなった。 本を書く事など未経験な事なのでこれからどうなる事やら・・・・・・。

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深山 霞の「霞的心」  アスベスト被害は何故起きるのか。

2013-04-05 23:19:55 | 社会・経済

Photo 三井化学大竹、岩国工場。爆発炎上した。この工場内には、二百トンを超える劣化ウランが簡単な建家で保管されている。

ブログの更新を控えていた。 三月三十一日、 広島でのアスベスト裁判の「資料提供」を被害者の弁護士に提供していたところ、 是非とも建築現場での 「アスベスト暴露過程」 を本にまとめて発行してほしいとの弁護士さんからの要望があり、その本の構想を考えていた。 発行するには、 「アスベスト被害者」 の救済の資料となるような内容のあり、克つ 「裁判資料」 に供するだけの内容でなければならない。 尚且つ 「科学的根拠」 がその裏付けがないといけない。 構想を練ること 十日、やっと構想が頭の中に見えてきた。 弁護士先生方の力を借りながら、半年先までに 「石綿被害はなぜ発生したか」 の題名で原稿を仕上げる予定である。 当分の間、ブログは 「休み休み」 になりそうである。 先日、広島市の営繕課や環境維持課の不勉強を、市議会議員同席のもとで指摘し、耐震工事その工法を再検討がなされることになった。 仕事として工事に携わる人間以外にも、工事が行われる 「小学校の生徒に被害者が出ない工法」 を企画施工しなければならない。 広島県や、広島市の行政人があまりにも不勉強である。

これからの半年間は大変な重圧に耐えながらやり遂げなくてはならない事となった。否や一年かかるかもしれない。

私の人生の、最後の大仕事になりそうである。 出版する三千部の本は、弁護士会が全面的に販売を行ってくれるそうである。 出来うる限りの内容のある 「アスベスト暴露被害経路記録」 を記した本にしたいと思っている。

本日、叔父のの墓参りをした。 驚くことに我妻「茜様」が、季節ハズレの 「早松茸」 を墓地に隣接する松林から、偶然発見した。 例年より一ヶ月早い顔見世で、あたしも驚いた。夕飯に 「焼き松茸」 を食した。 「早松茸」 は、幾十年ぶりの味であった。 

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