藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

親父の覗き見 1

2012-05-31 12:41:14 | 日記・エッセイ・コラム

014 昨年、近所の山中で、小さなため池を見つけた。よく観察してみると、メダカが生息している。広島市内での生息地として、私が発見した3箇所目である。広島市立小学校の校長先生で、自然保護に努力されている方があり、早速報告し龜を準備して、観察することにした。ところが驚くことにこのメダカいささか変わっていたのである。背中に水玉模様を持ち、どうもこのため池のメダカ全てがその遺伝子を受け継いでいる様子である。しかし、農薬や、その他の原因で変化した可能性もあり、しばらく手元に置き観察を続けた後、固定された遺伝的変化であることが判明すると、数を増やし障害者施設で飼育して、売り出して活動資金にすることを考えている。今までに、数多くのメダカを見てきたが、水玉模様のモノは報告されていない。高値での取引が可能かもしれない。

そんなことを考えつつ今朝も早くから、龜の中を観察しているとなんと驚いた。沼海老の1匹が黄金色である。昨年メダカと共に持ち帰った沼海老は、全て半透明で鼠色で、黒い縦縞がある者ばかりであったが、繁殖する中で突然変異が起きたようである。写真はその沼海老である。もしかすると幸運が向こうからやってきたかもしれない。

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メダカのつぶやき 2

2012-05-31 09:19:48 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 我が家のご主人は大変な変わり者である。ある日、奥様の田舎から持ち帰ったこの龜を玄関脇に据えると、近所の山中にある小さなため池に出かけ、私たちを掬い取るとこの龜の中で飼い始めた。数年前も一時期、水槽三個でメダカを飼い始めると、たちまち数を増やし、親水公園へ放流し始めた。この方、凝るには凝るが、ある程度目鼻がつくと飽きるらしい。その後しばらく、何もしなかったが、ある日私の住む池にやってきて、網で私たちを掬い観察していたが、準備万端整えて、私たちの捕獲にやって来た。一年前である。どうやら私たちはメダカの中でも少し変わっているらしい。池の中より他の世界を知らない私たちは、自分たちこそオーソドックスなメダカと思ってきたらしいが、体にある水玉模様は珍しいようである。どうもこの方、この模様が一時的に発生したものかそれとも、固有種なのか確かめたいらしい。それには、数年かかるのでこの方の性格からして果たして続くかどうか疑問である。すでに、一緒にすくい上げてきた沼海老の方に興味がいっているようである。沼海老の脱皮を見ては、大きく成長する海老を眺めている。まさか海老天にして食すつもりではなさそうであるが、それにしても飽きせず、一日三回龜を覗き込む。

007 私の子供と沼海老のツーショットであるが、皆さん方に、私の子供と沼海老さんが見つけられるでしょうか。

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アスベスト汚染状況例(7)

2012-05-31 08:49:43 | 社会・経済

025 H小学校の体育館と本館を結ぶ渡り廊下である。鉄骨作り、折板屋根の物である。

問題は、この屋根の裏、結露防止と夏場の焼着付け防止に、裏打ち材が使用されている。問題はこの裏打ちにある。白石綿と言われるのので、直接人に接しる状況での使用例は少ない。長い年月のうちに、子供たちが箒やその他のもので傷つけたり触ったりすると飛散する。

そうした状況が生まれないように管理することが必要である。

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メダカのつぶやき 1

2012-05-30 17:09:52 | 日記・エッセイ・コラム

012 龜の中から見上げると、ご主人様がのぞき込んでいた。

私の子供が二匹孵化して泳いでいるが、気がついているのかどうか疑問である。昨年夏、山の中の小さなため池から、連れてこられて早一年。やっと子供ができました。それにしてもこの方は不思議な方である。

どうも私より、一緒に連れてこられた沼海老さんがお気に入りのようである。少し焼ける。

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アスベスト汚染状況例(6)

2012-05-30 11:31:42 | 社会・経済

018 小学校の屋根である。まず材質は、石綿スレート板通称カラーベストと呼ばれる。通常の状態ではアスベストの飛散の可能性は少ないが、表面塗装が劣化し、かつ寒冷地などでは凍結により表面劣化が進み、飛散を始める。飛散防止対策は、表面塗材の管理を行う事が必要である。また、屋根に突き出たものは、ストーブ用煙突で、この中に石綿煙突管が存在していた。現在は使用されていないのであるが、温風による劣化が考えられるので、入口及び、出口の封鎖が望ましい。

029 給食調理場の調理ガマの断熱部分であるが(穴の中に白く見える部分)この窯が2005年以前に設置されたものであると5%の石綿を含む。加熱によりアスベストの飛散が起こり、調理員が石綿暴露をおこす。

日本の石綿検出方法は、国際的に問題視されている。JIS規格の検査方法では、5%未満の検出精度が著しく悪く、他国の方法で日本製品から石綿が検出されるケースが多いことが指摘されている。2009年韓国に生産拠点を移した、ニチアスの工場で生産されたタルクと呼ばれる蝋石の粉末から、石綿が検出され問題になった。日本の検査方法では検出されず、易易と日本に持ち込まれ、化粧品やベビーパウダーなどに使用されていた。韓国は国際条約の国際間の石綿移動禁止に関する取り決めに則り、検査したところこの事実を発見し、国際問題にまで発展したが、日本国は未だに検査方法を変更しようとはせず、信用をなくしている。ニチアスは、この事件後インドネシアに生産拠点を移し、タルクの生産をつずけているが、果たして石綿の含有されない製品か否かは判断できない状況にある。なぜならばJISによる検査方法ならば5%未満の検出が極めて困難であるからである。広島市役所本館非常階段室の上げ裏の吹付材は、蛭石であるが石綿が検出されないという。建設時期から推察するに、石綿が含有されていて可笑しくない状況であるが、JIS検査方法では幾度検査をしても検出されない。管理者の石綿に関する国際的動きに敏感な体質への変革を望む。ましてや市職員から既に中皮腫患者が発生し、犠牲者が生まれていることを謙虚に受け止めるべきであろう。

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