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劇場 A theater

又吉直樹の『劇場』を読みました。
彼の一作目の『火花』に比べて、読み易く、良かったです。

演劇の世界を通じて、東京に住む、若い男女の恋愛小説でした。

主人公の男性は、大阪から上京し。
彼女は秋田から上京して、東京で暮らし始め、出会うことに。

小説の舞台になっている下北沢へは、演劇を見に行ったことを思い出しました。
私が若い時に、友人が下北沢の小劇場で、舞台に立ったことがあり、友人の劇を見に行きました。

あのときのことを、若い時に東京で暮らしたことを思い出しました。

文章も、内容も、良い恋愛小説でした。
エンデイングも良かった。

私の読後評価は、4☆とします。
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アンカー Anchor

今野敏の『アンカー』を読みました。
警察物語であり、TVの報道ニュース番組の話が重なった内容でした。
読みやすかったです。

報道ニュース番組の視聴率が下がっており、そのてこ入れを・・・。
スクープを多く取っている記者がおり、ひとつのネタを・・・。
警視庁捜査特別室の刑事二人が、迷宮入りの殺人事件を再捜査始めて・・・。

登場人物のキャラが良くて、話の展開も早く、読みやすい小説でした。
この作家の刑事物の小説はいつも良いですね。

私の読後評価はオッケイの4☆です。
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豊臣秀長 Hidenaga Toyotomi

堺屋太一の『豊臣秀長』を読みました。
歴史小説で、上下本でした。
良かったです。

天下人・秀吉の三歳違いの弟で、百姓をしていたのを、秀吉が武士になったことより、その部下となり、秀吉を支え続けた、秀長の生涯を描いた物語でした。

激動の戦国時代に、天下人にのし上がる秀吉を支え、常に脇役に徹した人物のことがよく分かりました。
信長、秀吉、秀長、近畿圏の武将のことについても、この小説でよく分かりました。
実力、努力があったのは勿論のこと、運もあったことが分かりました。

戦国時代を理解する上で、よい小説でした。

私の読後評価は、最高点の5☆です。
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火怨 Aterui

高橋克彦の『火怨』を読みました。
平安時代、蝦夷の英雄のアテルイの生涯が描かれた小説でした。
上下本で、長編小説でした。
吉川英治文学賞受賞作品でした。
良かった。

古代から、蝦夷に対して、朝廷から戦いがあり・・・。
蝦夷が暮らしていた土地から黄金が取れることから・・・。
奈良時代末期から、蝦夷討伐が大きくなり・・・。
蝦夷の英雄のアテルイが、朝廷軍に対して、戦うことに・・・。

良かった、長編でしたが、読みやすかったです。
坂上田村麻呂とアテルイの戦いがよく分かりました。

私の読後評価は、4☆です。
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