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サウダージ Saudade

垣根涼介の『サウダージ』を読みました。
良かった。しびれる。クールだ。
ハードボイルド小説、クライム・ノヴェルです。

この本は、この作家の連作小説風になっているので、先に『ヒートアイランド』を読み、次に『ギャングスター・レッスン』を読んだ後に、この本を読むと、面白みが倍化すると思います。

日系2世のブラジル人、一匹狼の犯罪者が主人公です。舞台は日本です、大金を掴んで故郷に帰ることを夢みますが・・・。この主人公に、裏稼業の3人が絡み、話が展開します、特に、アキが重要な役割を果たします。
サウダージとは、ポルトガル語で、郷愁、憧憬、思慕、切なさなどの意味です。

この作家のハードボイルド小説はいい、話の展開がいい、読み易い。
バイオレンスとセックス表現が多々あるので、そういうのは読みたくないという方には、この本を薦めません。

私の読後評価は4☆です、娯楽小説分野なら5☆でもいいか。

I have read "Saudade" of a hard-boiled novel by Ryosuke Kakine yesterday.
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