寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

作務

2010-08-25 00:26:41 | 日々徒然

今朝、
玄関の呼び鈴が鳴ったので出てみると
見知らぬ作業員(?)風おじさんが居て

「トイレ掃除の依頼ありませんか?」

良く意味がわからなくて
「???」

どうやらそのおじさん
トイレ掃除(・・・・と言っても、お寺や会社等の施設)の専門業者さんらしい

「うちは自分とこで間に合ってますから」と言ってお断りしたが
そんな業種が存在することも始めて知った
「結構、依頼があるんですよ」
と言われたことも驚きだった




ずっと以前
自販機でペットボトルのお茶を買った私に
「お茶を買うという発想がわからん」と言った父の感慨に似たものがあるかもしれない
自前でやって当たり前だったことの労力と時間をお金で買う

そのペットボトルのお茶だけど
今ではすっかり当たり前になってしまって
もったいないとは思いつつ、ついつい買ってしまう寺嫁家


鍬で耕していた畑も
去年から、機械でやってもらっている
二時間もあれば、手作業でやるより格段に綺麗に、深く、細かく耕されて
畝まで立つ!




これは今日の写真
夏野菜も、キュウリと茄子をちょこっと残すだけで、あとはきれいさっぱり引いてしまった
冬野菜を植えるための土作り
今日やってもらった


住職が細切れ時間でやっていた山のツツジの剪定も
来年はシルバー人材センターに頼もうか・・・と言っている
爺ちゃんがここんとこすっかりご隠居さんになってしまって
お参りその他のことに手が一杯で、植木職人までいきつかない



トイレ掃除もそのうち業者さんにしてもらうことが当たり前になったりするのかな?


掃除が修行・・・・とは思わないけど
そうやってお寺の内外の手入れをしながら
お寺に住して来た先輩達
今、少しづつ、その役目をお金で外注して
最後に、残る、これだけは・・・・って仕事は何だろうね?

お金で買って浮いた時間はどこに使われてるかな?
(使われなかった労力は、間違いなく体脂肪になってるけどね

それでも時間が足りない!忙しい!ってことになれば、早急にモモの助けが必要かもね