寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

お位牌騒動

2010-01-21 10:43:38 | 日々徒然
明日は前々坊守の50回忌
余談ですが、
実は前坊守と前々坊守の間に、世代的にはもう一人寺嫁さんが居られるのですが
お連れ合いが副住職の時に早世されたので、正式には坊守となることは無かったのです
88歳まで長生きされて、実質坊守として仕事をなさっていたのに・・・・です

で、
今週はその準備をぼちぼちやってましたが
いよいよ明日なので今日は本腰入れて。。。



お内仏は夫が段取りをするということなので
お任せしてたのですが
爺ちゃんが朝から張り切ってゴソゴソやってるなぁ
多分、やっちゃうだろうなぁ・・・
って思ったらやっぱりでした

当派では位牌は用いません
あまり厳密に言わない時もあったようですが
最近ではその辺ご門徒さんにもはっきり伝えているようですし
位牌を用いるのは適当ではないということで
夫が半紙に手書きの簡易法名軸を用意してたんだけど
爺ちゃん、それをどっかに片付けちゃって
位牌をON!

さらに
今回の法要のために夫がわざわざ用意した香も片付けて
自分好みの香をIN!

誰かが準備してるにも関わらず
こんな風に勝手に爺ちゃん仕様にしてしまうことは、日常茶飯事で
そういう時、
①言葉を尽くして、説明し、話し合う・・・が、大抵、互いの主張の一方通行で話し合いにならず、決裂する
②黙って爺ちゃんの言うとおりにしておく
③黙ってこっちの言い分でこっそりやっておく
というパターン

大抵②のパターンになるんだけど
今日はちょっと抵抗してみた
こういうときは私はとても意地悪く、理屈っぽくなる
言い分が正しいかどうかはともかく
我こそは「正しい」と主張して、相手をやり込めようとする自分は「正しくない」よなぁ・・・多分・・・・。
そう思いながらも結局、こちらの思い通り、位牌をもとの法名軸に変えてしまった
自己満足以外に何か得るものがあったとは思えないやり方に
なんとも後味が悪い・・・・。