続・てんしん日記2022

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死刑を考える講座、最終回

2012-02-18 22:14:00 | 勉強会
 いよいよ最終回、ときの人、森達也氏が立川に見えました。最近「A3」を出版、「僕のお父さんは東電社員です。」やドキュメンタリー「3.11」の封切り間近。BSジャパンで勝間和代さんと対談し、勝間さんが死刑廃止論者だったこと、今日と明日の放送だそうです。
 
 40人位でいっぱいの小さな会場に若い人がたくさん詰めかけ質問が出た集会でした。オウムを取材した「A」がどのTV局でも取り上げられなかったいきさつは、あまりに普通な人々としての映像だったから。オウムは凶暴で洗脳されていることが世間で求められてきたのはマスコミの先導でもあったこと等など。オウム事件以降、世間では善悪の二局対立が進み、不安感から見えない敵を探し始めること、世界一治安がいい日本で死刑がなくならない理由を体感治安と比較して語られました。メディアが機能しなかったオウム事件から情報公開の必要性も。

 連続講座の進行役の立川市在住で前アムネスティ事務局長の寺中誠さんによるノルウェーの鍵のない刑務所風景のスライドなどもあり、罪を犯した人は「愛情がなく、教育がなく、貧困であった」ことを考慮に入れ、出所の時「家がある、仕事がある」寛容政策をとったことはまさに政治主導であったという話もありました。

 私には、千葉在住という森さんの活躍を知り、若い人に支持されているらしいと知るめったにない機会でした。

 

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