続・てんしん日記2022

teacapブログから引っ越しました。
花の写真、本の感想、日々のできごと等々かな。

「葬られた第二のマクガバン報告」のこと

2010-08-25 07:56:00 | ノンジャンル
 上巻を読んでの感想は『野菜、果物が果たす効果ははかりしれない』『動物性たんぱく質への過剰な情報』『正確な情報は求めないと伝わってこない』ということです。
 中巻が翻訳されたそうなのでまた図書館へ予約しました。全3巻です。
 私はいつも言葉が足りないので家人を説得することはできませんが、野菜が主人公と聞いてホッとしました。光合成の力を持つ植物は、ヒトの内臓の中でも別の働きをし、あらゆる必要なものを取りそろえ並べ替えてくれるのだそうです。この疫学調査の裏付けが本になっています。ダイオキシンに次ぐカビ毒が体内にあっても動物性たんぱく質の量によって動きだすかどうかという。たんぱく質神話が先に生まれ、必要量を実験した科学者が必要量1日45gを、世間に合わせて110gに改ざんした話など、うーんある人たちには葬りたい話題がたくさん書いてありました。牛乳のカゼインが引き起こす悪さ等々。肉や牛乳を山ほど売りたい場合は困る内容です。健康より経済でしょうから。
 食事を用意する立場からすると、世界一の食材を食べているという日本で、食をそんなに難しく考えなくていいのだ、というメッセージにも受け取れて私はうれしいです。
 著者は1日2ℓの牛乳を飲むようなアメリカの酪農家出身ですが、完全なベジタリアンになっていますね。アメリカは心臓病が死因ナンバーワンだそうで、野菜はポテト、レタス、缶入りトマトしか食べないと言われているそうです。日本はアメリカへ追随するのが好きですから要注意でしょう。特に沖縄では。
 写真は立川のぶどう棚です。豊作です。
 

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