佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

クレド考~ミサ曲ではありません~

2008年02月12日 21時53分12秒 | 日記・エッセイ・コラム

 

 昨日、チャンネルをNHKに変えたら、

クレドについて特集をしていました。

 

 

 さて、音楽関係者、

とりわけ合唱関係者が多いここの読者の方には、

「えっ?クレド?信仰宣言?」

という方も多いと思います。

合唱作品の中で、いわゆるミサ曲というジャンルには、

その中に「クレド(Credo)」という章(曲)があり、

神に対して、自らの信仰を宣言する意味合いがあります。

ん、うすーい解説ですみません。。。

 

 

 しかし、この言葉、

実は「経営」の場面では、違う意味で用いられています。

というか、クレドという言葉の意味自体は一緒なんですよね。

クレドとはラテン語で、「信条」とか「志」などを表すのですが、

企業経営の場では、クレドは、「企業理念」を表す言葉として

定着しているとのことです。

 

 

 で、何故クレドというかというと、

既存の 「企業理念」のままだと、社員にその理念が分かりづらく、

伝わりづらいということがあるようで、

その本質はそのままにしつつ、

新しい時代にフィットするものに開発しなおし、

従業員などに「共感」と「行動」をおこすためのツールが

クレドなんだそうです。

 

 

 これは、テレビでやっていたところを見ると、

クレドという形で、社員に対して、

仕事における理念を共有させること、

例えば、共通するカードのようなものに

分かりやすく何点かにまとめ、それを常に持っている、とか。

ちょっと違うかもしれませんが、

学級経営における学級のめあてやスローガンみたいなものでしょうか。

 

 

 そういったもの、

その会社におけるクレドを明文化し共有することで、

仕事に対する社員の共通理解を得て、

それが社員の自立、お客さんへの対応に表れ、

会社にとって良い影響を及ぼす、

それが、企業経営におけるクレドという存在のようです。

 

 

 こういった「クレド」について、

クレドのコンサルタントというか、

これ自体を商売にする向きもあるようです。

 

http://j-credo.com/

 

 一般的にどの程度広がっているのかは、

私の職種からはちょっと判断できないのですが。。。

貴方の会社にクレドはありますか?広まるのはまだこれからなのかな?

 


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2 コメント

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久々のコメントです。 (katopon)
2008-02-18 22:54:53
久々のコメントです。

「クレド」が知れ渡るようになった要因のひとつに、リッツカールトンの、質が高いと評価された接客サービスがありますよね。新聞で見つけて、Blogに未公開記事でメモを取ったのが、ちょうど2年ほど前のことでした。

彼らが、いつもポケットに携帯しているのが、「クレド」。「マイクレド」のサイトも、確かこの頃にはあったと思います。

「クレド」の名前を使わないにしても、同じようなものを作った企業は、きっと多いことでしょう。
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>katoponさん (tek310)
2008-02-19 21:23:26
>katoponさん
 
 ありがとうございます。
そうですね、常に携帯するというところに
ポイントがあるようですね。
合唱人にはなんだか不思議な感じもしますが(笑)。
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