昨日、チャンネルをNHKに変えたら、
クレドについて特集をしていました。
さて、音楽関係者、
とりわけ合唱関係者が多いここの読者の方には、
「えっ?クレド?信仰宣言?」
という方も多いと思います。
合唱作品の中で、いわゆるミサ曲というジャンルには、
その中に「クレド(Credo)」という章(曲)があり、
神に対して、自らの信仰を宣言する意味合いがあります。
ん、うすーい解説ですみません。。。
しかし、この言葉、
実は「経営」の場面では、違う意味で用いられています。
というか、クレドという言葉の意味自体は一緒なんですよね。
クレドとはラテン語で、「信条」とか「志」などを表すのですが、
企業経営の場では、クレドは、「企業理念」を表す言葉として
定着しているとのことです。
で、何故クレドというかというと、
既存の 「企業理念」のままだと、社員にその理念が分かりづらく、
伝わりづらいということがあるようで、
その本質はそのままにしつつ、
新しい時代にフィットするものに開発しなおし、
従業員などに「共感」と「行動」をおこすためのツールが
クレドなんだそうです。
これは、テレビでやっていたところを見ると、
クレドという形で、社員に対して、
仕事における理念を共有させること、
例えば、共通するカードのようなものに
分かりやすく何点かにまとめ、それを常に持っている、とか。
ちょっと違うかもしれませんが、
学級経営における学級のめあてやスローガンみたいなものでしょうか。
そういったもの、
その会社におけるクレドを明文化し共有することで、
仕事に対する社員の共通理解を得て、
それが社員の自立、お客さんへの対応に表れ、
会社にとって良い影響を及ぼす、
それが、企業経営におけるクレドという存在のようです。
こういった「クレド」について、
クレドのコンサルタントというか、
これ自体を商売にする向きもあるようです。
一般的にどの程度広がっているのかは、
私の職種からはちょっと判断できないのですが。。。
貴方の会社にクレドはありますか?広まるのはまだこれからなのかな?
「クレド」が知れ渡るようになった要因のひとつに、リッツカールトンの、質が高いと評価された接客サービスがありますよね。新聞で見つけて、Blogに未公開記事でメモを取ったのが、ちょうど2年ほど前のことでした。
彼らが、いつもポケットに携帯しているのが、「クレド」。「マイクレド」のサイトも、確かこの頃にはあったと思います。
「クレド」の名前を使わないにしても、同じようなものを作った企業は、きっと多いことでしょう。
ありがとうございます。
そうですね、常に携帯するというところに
ポイントがあるようですね。
合唱人にはなんだか不思議な感じもしますが(笑)。