白い悪魔の話(雪)、本題へ。
プチ情報みたいなものです。
浅薄な知識なので、間違いがあったらお教え下さい。
私の出身上越市高田は、雪で有名な地です。
最近は積もっても1m前後なので大した積雪ではないですが、
私が小学生の頃までは、豪雪でした。
2mを越えると、大雪と言われてました。
それが3年続いた年があり、
その3年目が、たしか330cm積もりました。
断っておきますが、高田は「平野」です。「山」じゃありません。
しかも、13万人も住んでいる市でした。
大変です。
その豪雪3年目のこと。
私の出身小学校は、普通の公立なのですが、
たまたま研究指定校で、早くから「生活科」を実践していました。
年中生活科をしていた気がするのですが、
その豪雪3年目、4年生の頃は、
たまたま、雪について調査していました。
調べたことは、本にもなりました。
雪の降る仕組みから、雪害まで、雪のあらゆることを。
以下の記述は、その頃の記憶と、
HPからの引用によるものです。ので浅めに。
1、雪はキレイ?
雪が降ると、景色が白くなります。
都会の雪は、本当に美しいですね。
でも、雪がキレイなものだと思っている人、いませんか?
雪を食べたことのある人、いませんか?
結論から言うと、雪はキレイじゃないです。
これは、4年生の頃、実験しました。
雪をビーカーに入れて、アルコールランプであぶって溶かす。
すると、もちろん水になるのですが、
その水面に黒っぽいものが。
そう、実は、降るときに、空気中の塵や埃をくっつけてきます。
あと、積もってからも、当然埃がたまります。
日の経っている雪ほど、汚いです(笑)。
雪下ろしをする人とか、喉が渇くと、
雪を普通に食べたりしますが、良くないですね。
都会の方も、気をつけましょう。
2、雪にも種類がある
一口に雪といっても、実は色々あるのです。
細かく説明しませんが、例えば、
粉雪(レミオロメンが歌っているやつです)、細雪、牡丹(ぼたん)雪など。
ヤフーの辞書で調べると、たくさん出てきますよ。
寒ければ寒いほど雪が積もると思う人もいるかもしれませんが、
実はそうではないです。
粉雪などは、風で飛ばされるほど軽い。
一番積もるのは、牡丹(ぼたん)雪。ぼた雪とも言います。
これは、雪の結晶がくっつきあって、ボタンの様に大きくなること、
或いは、ぼたぼた降るから、など、諸説あります。
水分を含んで重たいので、舞わないでまっすぐ落ちます。
早く落ちて早く積もります。
そうして積もった雪、
実は、断面にすると、何層にもなっています。
降って積もった雪は、そのままの質ではなく、
上に積もるたびに押し固められ、次第にざらめのようになります。
つまり、下から上まで、雪の質が違うのです。
何層にもなっていることから、
雪が何度も降って積もったことが分かります。
雪の質が変わるということは、重さも変わってくる。
これは、次の項にも関係します。
3、雪ってそんなに重いの?
これは、最近のTVの映像を見ると、
都会の方にも多少理解してもらえると思いますが、
でも実際、倒壊した建物を見ても、
実感が湧かない人もいるのでは。
都会にうっすら降る雪を見ても、重さは全く感じられないですよね。
これは、4年生の頃、量りました。
どうやって?
1立方メートル(1m×1m×1m)の雪をスコップで切って、
順番にはかりに乗せて量りました。
その重さ、記憶がおぼろげなので(笑)、
HPを幾つか調べました。
積もったばかりの軽い雪だと50~150kg、
重い雪では300~500kgになります。
実際何層にもなっているので、
どこを取るかによって重さは違います。
ここで分かりやすいよう、1m×1m×1mを、
一番重い500kgとします。
屋根に1m積もっているとします。
10m×10mの屋根だとすると、何kgになるか。
500kg×100㎡=50,000kgです。
分かりにくいですね。単位を変えます
50トン
少し分かりやすくなりましたかね。
もう一歩。
500kgを小錦2人分だとします。
計算すると、
小錦200人分
どうでしょうか。
自分の家の屋根に50トンの重さ。
小錦が200人乗る。
大変です。
脆い家は、つぶれてしまうのです。
だから皆、必死になって、雪下ろしをするのです。
これが2m積もったら、100トン。小錦400人。
放置しておけないのです。
本当に浅薄な話ですね。すみません。
長い割に、ためになりませんね。
もう少し深刻な話もしたいのですが、日を改めて。
20年ぶりですね。幸い我が家は、
家が隣接していないので、いつでも
下ろし放題です。
うちの近所、高田の中心街は、最近マンションがえらく沢山建っていて、そういう、雪下ろしの必要ない人からすると、恨めしいようですね。学校にも色々支障をきたすのも大変ですね。