佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

新潟大学医学部合唱団・金沢大学医学部洋楽部 第50回二大学合同演奏会

2006年06月18日 00時22分29秒 | 合唱

 

 つづきですが、

優先した私用はチラシを挟みに行った上記演奏会。

後半から聴く。

 

 

 各団の単独ステージと女声合同ステージは前半で終わり、

後半は、幕間の有志のアンサンブルから。

2年生アンサンブル。「Hey,Jude」。

聴いた事のあるアレンジ。ピーター・グリトンの編曲。

歌ったことがあるので、大変さは分かる。

もう少し積極性が欲しかったが。

卒業する女声のアンサンブルは「少年時代」。

綺麗な声だったが、アカペラも聴きたかった。

 

 

 男声合同ステージは

木下牧子曲「いつからか野に立って」。

合同ということなので、勿論完成度を求めるのは酷だが、

20名いればもう少しハモれる気もする。

弱声は良いが、強い声でもハーモニーを作れるともっと良いと思う。

 

 

 混声合同ステージは

信長貴富曲、混声合唱曲集「旅のかなたに」。

信長作品は、実はそんなにまとめて聴いたことはない。

比較的易しい作品で、合同には丁度良い感じ。

良く歌っていたと思うが、やっぱり強い声というか、

「歌う」ということの意味というか、そういう伝える表現が

もう少し必要かなと思った。

 

 

 この催し、50回ということで、

非常に歴史ある催し。

だからこそ、もう少し広報して欲しいという思いも。

聴いてもらうことで育つこともあるし。

内輪だけで済ませる方向ならそれでも良いと思うが、

勿体ない気もするし。

 

 

 あと、強く思ったこと。

僕が前にブログに書いた

 

 

「合唱経験値を上げよう」

 

 

 これ、本腰挙げて、唱えていかないといけないなと思った。

続きを書くといって書いていないが、

簡単に書くと、

 

○発声・・・西洋音楽を基本とするベースの発声をつくり、

そこから様々な表現のできる(時代様式に合った)声作り。

 

○読譜・・・一人で楽譜を読めるように。音取り能力の向上と、

そこから先への読譜の仕方。

 

○様式・・・色々な時代の作品を演奏し、様式感を学ぶ。

 

○その他・・・ステージマナーなどの演奏に関わることと、

団体の運営、演奏会の運営や広報、その他。

 

 

 思いつきで簡単に書いてもこれくらいある。

これを少しずつ、一般になる前に、

時間のある学生時代に、磨いていかないといけない。

問題は、これらが「欠けている」という認識を持てるかどうか。

一般に出た時に、

 

  

「自立した合唱人」

 

 

になるために、全てが必要なこと。

 

  

 

 「合唱経験値」を上げ、

「自立した合唱人」を目指す。

 

 

 これ、僕がこれから目指していくテーマ、合言葉になりそう。

合唱団に所属しつつも、

なるべく自分がニュートラルな存在であることが大事。

そうすることで、既存の合唱団を「横断的」に繋ぐ役割を。

いろいろ考えさせられたが、

一つの方向をハッキリさせられた演奏会だった。

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿