佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

声楽レッスン&合唱団練習

2006年08月20日 01時19分05秒 | クラシック

 

 久しぶり(2ヶ月ぶり)のレッスンでした。

 

 

 正直言って、このブログで書いていたとおり、

演奏会の準備に追われ、まともに練習できていませんでした。

合唱団では歌っていたのですが、

ソロで歌うのとははっきり言って別物です。

練習で声を出してみると、やっぱり使っていない筋肉が、

というか、声が出ないので、ついつい

使ってはいけない筋肉を使ってしまう。

 

 

 心配を抱えながらレッスンへ。

普段は公民館だが、今日は某施設を借りて。

冷房があまり効かず、かなりの暑さの中レッスン。

 

 最初は声が出なくてどうしようかと思ったが、

何とかだんだん出てくるように。

前回も言われたのだが、

自分が一番いいポイントで声が出ているのが、

2点D~E♭くらいらしい。

一番息が流れて自然な声が出ている。

ここから上に下に広げていくのが良いとのこと。

 

 僕がちゃんと声楽のレッスンを受ける先生は、

今の先生が4人目。

一番最初がテノール、大学へ入ってバリトン、

東京へ行ってバスバリトン、そして今テノールの先生。

 

 僕は高い声が出ないのでバリトンにいるが、

何と言うか、低い声も出ない。

だから、バリトンか、テノールか、

どちらの先生につくかは結構難しい問題。

今回は、上の声を伸ばすためにテノールの先生についた。

 

 やっぱり、先生によって、診るポイントが違うのは面白い。

今の先生は、やっぱり上の声を特に中心に診る。

だから、発声練習をしていても、

中音域から上にいったところからが始まりって感じ。

 

 僕は今まで、バリトンの先生についてから、

声をとにかく出すことに意識を注いできた。

響きを集めることや声を鳴らすことが中心。

しかし、何と言うか、今の先生からすると

(というか僕も薄々は思っていたが)、

とても窮屈に聴こえるようだ。

僕に今必要なのは、「開放された声」。

息が流れて、詰まらないで、とにかく楽に出せる声。

当てる事を意識する前に、上記のことをこなしていく必要がある。

 

 この辺は、やっぱりテノールの先生らしいと思う。

しかし、息が流れることや、楽に出せることは

(つまり喉を締めない、というか上げない)、

僕にとってはとても重要なこと。

正直レッスン代は安くないのだが、

ちゃんと録音をして、方向性を持って、

しばらく先生について練習していきたい。

 

 

 と終わったみたいだが、曲も2曲診てもらった。

「オンブラマイフ」と「アマリッリ」。

正直アマリッリは練習不足。

というか、大学1年以来(笑)。練習したけど。

イタリアもの、というか、イタリア古典歌曲は、

正直、僕は今まで良さが全く分からなかった。

ドイツリートがすっと身体に入ったのとは本当に対照的。

でも、声を中心に考えると、

イタリアものの存在感が増してくる。

声がスムーズに出てくると、イタリアものが楽しくなってくる。

これは不思議なものです。

イタリアものの引き出しも持ちたいし、

しばらく勉強していきたい。

 

 

 

 さて、終わってから移動して、

合唱団Lalariの練習へ。

なかなか人が揃わないのが悩みだが、そこは仕方ない。

とにかく歌って、身体に入れる。

今日は午後7:30過ぎまで練習。

明日は朝9:00から午前中練習。

夜はユートライの練習。

午後だけかな。。。空くのは。

 

 

 ここでお気づきの方がいると思うが、

僕はコンクール、一般Aの部で、2団体出る。

Lalariとユートライ。

同じ指揮者ならまだしも、違う指揮者。

これを許せないと言う人、いるのか分からないが、

僕にとってはそんなにおかしいことではないと思っている。

コンクールの規定には引っかからない。

引っかかったら辞めようと思っていたが。

でも、コンクールだけのために、

自分の活動が制限されるのはおかしいと思っているので、

今回のことはこれで良いと思っている。

この考え方を皆さんが支持するかは分からないけど。

 

 


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