佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

合唱団senza Nome第34回合宿(その4)

2006年02月18日 02時07分47秒 | 合唱

 

 (その4)

 

 3日目は今まで歌っていない曲の練習。

ウイテカーの新曲をさらう。

うーん取っ掛かりが悪い。これ課題。

歌ってきている作品の出来は悪くないが、

合宿型合唱団においては、一番最初に合わせた時の出来が、

一番重要なのだ。

そこから短時間で積み上げるので、

最初合わせた時にどこの状態にいるか、これで全て決まる。

最近の課題。皆で気をつけないと。

 

 午前練習で2人抜ける。

午後も練習。

この合唱団、10人くらいでもそこそこ良い音が鳴る。

人数に左右されず、いつも良い音楽を奏でたい。

 

 午後は早めに切り上げ、終了。解散。

 

 歌い手として、ここの合唱団に参加することは、

僕にとって意味のあることだと思っている。

男声の他の人の歌を聴き、アンサンブルをするのは、

非常に勉強になる。

自分を知るためには、他者とのかかわりが必要になる。

他者が映し鏡になるから。

 例えば、歌っていて、

細かくピッチを調整したりしているのがわかる。

「ああ、こう歌うといいのか」

自分が漫然と歌っていることに気づかされる。

 自分の足りないところも分かる。

これまでの課題でもあるけど、

僕はフラット系の和音には強いが、

シャープ系になると、ピッチが低くなり、ハーモニーが乱れる。

あと、自分の声を近くで聴いている時は、

決まってピッチが下がっている。

遠くで聴いて、遠くで合わせる。身体から離すこと。

改めて課題を確認できた。

 

 今回は内声を結構歌ったが、

やはり自分がちゃんと声を出していたから

対応できた部分はあった。

自分が歌い手として向上することが、

楽しく合宿に参加するための条件だ。

そのためには時間を惜しんではいけないなと思う。

僕も与えられるばかりではなく、

何かを発信できるようにしなければ。

 

 合唱団の歌い手としての技術と心構え。

改めて確認できた。

次回の合宿まで、普段の音楽活動で向上し、

それを持っていって、また良い音楽を奏でたい。

皆がそう在れたらいいなと思う。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿