(その4)
3日目は今まで歌っていない曲の練習。
ウイテカーの新曲をさらう。
うーん取っ掛かりが悪い。これ課題。
歌ってきている作品の出来は悪くないが、
合宿型合唱団においては、一番最初に合わせた時の出来が、
一番重要なのだ。
そこから短時間で積み上げるので、
最初合わせた時にどこの状態にいるか、これで全て決まる。
最近の課題。皆で気をつけないと。
午前練習で2人抜ける。
午後も練習。
この合唱団、10人くらいでもそこそこ良い音が鳴る。
人数に左右されず、いつも良い音楽を奏でたい。
午後は早めに切り上げ、終了。解散。
歌い手として、ここの合唱団に参加することは、
僕にとって意味のあることだと思っている。
男声の他の人の歌を聴き、アンサンブルをするのは、
非常に勉強になる。
自分を知るためには、他者とのかかわりが必要になる。
他者が映し鏡になるから。
例えば、歌っていて、
細かくピッチを調整したりしているのがわかる。
「ああ、こう歌うといいのか」
自分が漫然と歌っていることに気づかされる。
自分の足りないところも分かる。
これまでの課題でもあるけど、
僕はフラット系の和音には強いが、
シャープ系になると、ピッチが低くなり、ハーモニーが乱れる。
あと、自分の声を近くで聴いている時は、
決まってピッチが下がっている。
遠くで聴いて、遠くで合わせる。身体から離すこと。
改めて課題を確認できた。
今回は内声を結構歌ったが、
やはり自分がちゃんと声を出していたから
対応できた部分はあった。
自分が歌い手として向上することが、
楽しく合宿に参加するための条件だ。
そのためには時間を惜しんではいけないなと思う。
僕も与えられるばかりではなく、
何かを発信できるようにしなければ。
合唱団の歌い手としての技術と心構え。
改めて確認できた。
次回の合宿まで、普段の音楽活動で向上し、
それを持っていって、また良い音楽を奏でたい。
皆がそう在れたらいいなと思う。
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