佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

ボクシング3大世界タイトル戦

2011年04月09日 01時50分05秒 | スポーツ
 
 残念。。。
 
 
 震災の影響で、
神戸ワールド記念ホールに会場を移して行われた、
日本初の3大世界タイトル防衛戦。
 
 
 ご存知の通り、
長谷川穂積は同級1位のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)に
4回58秒TKOで敗戦。。。
 
 
 初防衛に失敗したというわけなんですが、
残念ですね。
何だか、やるべきことをする前に終わってしまった感じで。。
 
 
 試合を見て思ったのは、
やはりまだバンタム級の時のイメージで
戦っている感じがしました(偉そうに。。。)。
というのも、バンタム級の時は、
長谷川自身がいかに減量をくぐり抜けて最高の状態に仕上げるか、
というところが大きく、
それさえ出来れば相手の力量の多少は問題でなく、
という部分があったという状況。
 
 
 で、2階級上げた時、
前回の戴冠した試合がそうだったのですが、
自分がこれまでのように最高のパンチを当てても、
相手が簡単に倒れなかった、ということでした。
この日の試合も、長谷川のセルフイメージの中に、
どうも対戦相手がそれほど入っていない気がして、
自分が最高の動きをして戦えば勝てる、というような計算で、
相手の特徴とか力量とかを勘案した戦略的な部分が
どうも足りなかったのではと。
というか、山下会長とかが色々考えているんだろうけど、
実際に戦っている長谷川が必ずしもそうしていない、という感じ。
だから、一見すると一発で沈んでしまっているのですが、
相手のパンチ力とかリーチとかサイズなどを、
少し過小評価して戦っていたんじゃないかな、という印象。
 
 
 2階級上げた上で置かれた現状を受け入れないと、
同じ結果を繰り返してしなうのでは、という危惧が。。。
と言ってしまうくらい、あまりにも勿体ない試合でした。
 
 
 テレビではゴンザレスが47勝41KOと
いかにも負けてないかのように左上にずっと表示していましたが、
実は7敗もしていて、西岡にも負けているわけですね。
強いとはいえ、穴がある相手に勿体ない戦いだったなと。
でもゆっくり休んだ後の次に期待します。 
 
 
 西岡利晃と粟生隆寛は完勝でしたね。
粟生の成長が凄いですね。
相手の減量苦があったとはいえ、自分で試合を組み立てる感じが、
チャンピオンらしい戦いっぷりだったと思いました。
西岡に関しても決して楽な相手ではなく、
タフな相手にあのまま判定へ、というパターンでなく
倒し切るところが凄いですね。
どちらも、距離を制した戦いだったと思います。
 
 
 それにしても、
日テレさんの努力は買いますが、
最近のこの形式のタイトルマッチの放送、
苦心の跡が。。。
基本、編集しているのですが、
前は結構1試合はダイジェストにしてしまったり、
編集が上手くなかったりで、
少しずつ許容出来る範囲にはなっているのですが、
タイトルマッチの最初のセレモニーを放送でかなり省いたり
(メインの試合はせめて日本の国歌だけでなく相手のも流して欲しい)、
粟生の試合は通常のインターバル1分に比してCMが長過ぎて、
次のラウンドが始まるまでちょっとだれると個人的に思いました。
ボクシングを見慣れている人には
3分→1分→3分→1分
という中での高まり、共感、とかがあるので。。。
 
 
 放送時間などで試合の結果を推測させないよう
している努力は感じるし、
このご時世に3試合もボクシング放映してもらえるのは有難いし、
まああんまりうるさいことを言うのもなんですが。。。
 
 
 とにもかくにも、
3人ともまずはゆっくり休んで欲しいと思います。
ありがとうございました。
 


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