日曜日に観たのは、
横須賀芸術劇場モーツァルトイヤー、
二期会のフィガロの結婚でした。
珍しくキャストを書いてみます。
指揮:現田茂夫
演出:宮本亜門
<キャスト>
伯爵:黒田博
伯爵夫人:佐々木典子
ケルビーノ:林美智子
フィガロ:山下浩司
スザンナ:薗田真木子
バルトロ:鹿野由之
マルチェリーナ:竹本節子
バジリオ:上原正敏
クルツィオ:牧川修一
アントニオ:村林徹也
バルバリーナ:里中トヨコ
花娘1:赤羽佐東子
花娘2:岩田真奈
合唱:二期会合唱団
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
チェンバロ:山口佳代
宮本亜門の演出でした。
2002年の再演とのことで、都内での公演は終わっていて、
横須賀での公演。
芸術劇場は初めて行きましたが、
広いですね。5階席までありました。
その5階で観てました。
新国立を一回り大きくした感じ。
でも響きは良かったです。
宮本亜門の演出は、一昨年だったか、
ドンジョヴァンニを観たのですが、設定が現代でした。
これは時代は移していませんでした。
正直演出に口を挟むだけの力量は無いのですが、
見やすい演出だったと思います。
歌手の力量は総じて高く、
若い役に若手を当てていたのが良かったですね。
脇は実力派で、オペラのバランスを考えても良かったと思います。
ともかく、やっぱりフィガロは面白い。
人間ドラマ。故に設定が複雑なのを、
モーツァルトが、それを音楽で的確に表現していて、
長いオペラだけど楽しい。
オケが若干淡白で、もう少し歌手に寄り添って欲しいなとは
思いましたが。
今日一番印象的だったのは、
4幕の一番最後で伯爵が夫人に歌う許しを請う歌。
あれが本当に素晴らしかったです。
あのD-Hの6度上がるところ、
あの歌唱が素晴らしくて、あれを聴いただけでも
観た甲斐があったと。
一人ツボだったのは、
3幕、結婚式の時に、花娘が歌う場面で、
後ろで鍵盤を弾き真似している役者さんの
オーバーリアクションが面白くてツボでした。
誰もあんなとこ観てないと思いますが。
わざわざ行った甲斐がありました。
重唱をしたくなりましたね。
だれか一緒に歌いましょう(笑)。
最近仕事でプレゼンを任されたり、できる女のふりをしています。重唱歌いたい~。音楽したい~。
ハイジさんのプレゼン見てみたいです(笑)。音楽を忘れちゃダメですよ。