佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

茨城。

2015年10月07日 00時53分15秒 | 日記
 
 間が空いてしまいましたね。。。
 
 4日は全日本合唱コンクール
関東支部大会大学職場一般の部でした。
合唱団ユートライは混声合唱の部で金賞(3位)を
頂きましたが、あと一歩代表を逃しました。
 
 演奏は悪くなかったと思います。
響かないという評判ほどは歌いにくくなかった
と思います。確かに古いホールでしたが。
ただ、中学校の関東支部大会とこの日の幾つかの団体を聴いて
思いましたが、やっぱり発声は重要ですね。
 
 人数ということでなく、一人一人がしっかり歌い、
ちゃんと明るい響きで倍音を鳴らして、
その上でハモる、というのがスタートラインで、
かつ、その声が作品に表現に奉仕しているか
(作品への理解と共感を通じた表現へ昇華しているか)、
という点まで行ってようやく、と思います。
 
 そのスタートラインで止まる団体は特に中学校に
多かったと思います。
鍛えたところほど一本調子になりがち、というのは
あると思います。
 
 ただ、ユートライがもう一歩殻を破るには
代表になっている団体と比してその辺の強化は必要なのかも
しれないですね。
 
 声って何だか諸刃の剣で、
声が出ないとか発声が良くないとかという意識があると、
表現意欲もそこまで湧かないものだったりします。
声が出るようになって、歌うことへの積極性や意欲が増し、
という循環があります。
ただ、鍛えていくと、声が手段であることを忘れることが
多いんですね。
例えば悪いかもしれませんが、
筋肉を鍛えることはスポーツにおいて手段であって
(ボディビルとか一部の競技を除き)、
それが目的になると何のために鍛えるか不明になります。
歌うという行為は器楽より
この点が強くなりがちだと思います。
でも、声が出るようにならないと表現への欲求が
高まらない、ということもある、
という意味では諸刃の剣だと。
 
 余談ですが、客観性をもって声を磨く、というのも
非常に困難な作業です。
これが出来れば、合唱団における指揮者の悩みの半分以上は
勝手に解決するんですが(苦笑)。
 
 話は逸れましたが、、、
新潟から小針中学校合唱部、新潟大学合唱団、
越の国室内合唱団VOX ORATTAの3団体が全国大会へ
駒を進めました。多分過去最多ですよね。頑張ってほしいですね。
 
 茨城は、おとうさんコーラスの視察で行って以来2回目でしたが、
視察の記憶があまりに薄くて、実質初めてみたいな感じでした。
ブンブンとバイクの音が鳴ると関東っぽいなと思いました(笑)。
ちょっと疲労もあって、ほとんど何も堪能せずでしたが
またゆっくり行ってみたいですね。