佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

サッカーのはなし

2015年01月24日 22時20分58秒 | スポーツ
 
 日本代表負けましたね。
 
 前もここに書きましたが、
日本代表だけでなく、Jリーグのサッカーの多くは、
どうやってチャンスを作るか、崩すか、
という「攻撃の形」を作る練習を多くしているのかな、
と感じることが多いです。
 
 一見、正しいように見えて、
だからダメなんじゃないか、と感じることが
多いんですね。
言葉を変えると、そういう攻撃の形とかに
FWをフィットさせてしまうやり方、というか。
点を取ることが多いのがFWであるなら、
それぞれのFWの得意な形から逆算した攻撃をすべきだと
思うんですよね。
もちろん、MFも含めてですが。
チャンスを作って、あと決めてね、でなく、
どういう形でシュートすることが得意な選手か、
というところからの逆算ということが
点を取るための最大の近道だと思うんですよね。
  
 象徴的なのは、豊田とか以前のハーフナーですね。
FWがチーム戦術に合わせるというか、崩すという中で、
FWが欲しいタイムングでボールが出ない、
ということが日本代表では本当に多いです。
中盤偏重だと思います。
彼らが入って彼らが機能しないのは、
彼らの能力の問題でなく生かし方ですね。
というか一芸タイプがそもそも嫌なら、
本田をワントップに起用すれば良いわけですよね
(ゼロトップと言うんですかね)。
FWが中盤の一ピースでしかないのなら、
そうした方がよっぽど良いと思います。
 
 ザッケローニ時代に比べれば、
攻撃のバリエーションは増えましたが、
それでも、あまりにも同じリズムで攻撃し過ぎだと思います。
昔、柿谷とか山口とかが代表に呼ばれた時に、
山口が、「柿谷の動き出しをみんな見ていない」と言ってました。
確かに、裏に出すと、ボールを取られる可能性もありますが、
裏を取れれば昨日のUAEのようにあれでも1点取れます。
ダメだとしても、もっとFWの動きだしとか動き直しについて、
DFやMFが意識する必要があって、
そういう攻撃やロングボールとかも含めて、
もっといろいろやれば、今やってる攻撃も生きると思うんですが。
 
 本当にFWが浮かばれないと思います。
 
 アルビレックス新潟の攻撃も若干そういうところがあって、
「誰が点を取ってもよい、同じ」ということを
柳下監督も仰っているんですが、
結局一番ゴールの近くにいる人の形に合わせることが
近道なんじゃないかと、アルビの試合を見ていても感じます。
まあ、アルビの場合はそもそも
枠内シュート率を上げないといけないですけど。。。(苦笑)
でもそれにしても、その人の得意な形で打つことがもっと増えれば
(その逆算からの攻撃を作れれば)
もっと枠内シュート率も上がるんじゃないかと思ったり。
 
 あと日本代表は、守備をどうにかしないといけませんね。
かわされるケースが多すぎる。
連動の仕方、一対一の仕方(身体の使い方)、とか、
多分もっと改善出来ることがあると思います。
フォーメーションに合った中盤の起用も必要でしょうし。
 
 まあ、準々決勝からせっかくアジアカップっぽくなってきたのに、
残念な結果でした。
厳しい世界ですけど、がんばってほしいです。
そして、Jリーグのレベルアップもかなり必要です。
攻撃も守備も。