当日。
朝9時過ぎに到着。
出演者楽屋は男女2つに分かれていましたが、
女性が2名しかいないということで、
何となく半分ずつくらいに分かれて居ました。
狭い楽屋で、また前回出場者やCantatの関係者が多く、
僕は1人完全に外様でしたが(苦笑)、
共通の知り合いもいたり、
お互い話をしたり、それぞれ楽譜を見て勉強したり、
という感じでした。
9時半くらいから抽選。
ここで、初見演奏の順番と、
ルネサンス部門の曲と順番が決まります。
確か、くじを引くための順番をまず決めて、
tek310、引きました。
1番。
(苦笑)。
早く終わった方が良いとはいえ、1番って(笑)。
そして今度はルネサンスの抽選。
曲目と順番が書いてある紙を引きます。
tek310、引くと、
12番。
苦笑。。。。のあと絶句(爆)
つまり12人中12番目。
どんなくじ運だ(苦笑)と思いつつ、
曲目はバードのLaetentur coeliになりました。
これについてはそれほど悪くないと思っていました。
バードと見えた時、前日やったAve verumかと思ったのですが(笑)、
それは残念ながら。。。
ということで、カンタートのHPに載っているから、
ここに名前と曲目を転載します。
ルネサンスの順番です。
近藤 基(長野県)Dies sanctificatus(パレストリーナ)
田中 絵美(東京都)O magnum mysterium(ビクトリア)
高山 太一(千葉県)Ave verum corpus(バード)
間谷 勇(東京都)Sicut cervus(パレストリーナ)
上田 祥行(京都府)Ave Maria(ビクトリア)
麻山 皓太(千葉県)Laetentus coeli(バード)
市川 恵(東京都)Dies sanctificatus(パレストリーナ)
加藤 拓(栃木県)O magnum mysterium(ビクトリア)
小山 辰也(千葉県)Ave verum corpus(バード)
木場 義則(千葉県)Sicut cervus(パレストリーナ)
大塚 雅仁(東京都)Ave Maria(ビクトリア)
佐藤 匠(新潟県)Laetentur coeli(バード)
初見の順番は、
佐藤、小山、市川、高山、上田、麻山、
田中、近藤、木場、大塚、加藤、間谷、
でした。
午前中は初見演奏。
順番に呼ばれ、
寺嶋陸也氏作曲のヴォカリーズの新曲楽譜を渡され、
楽屋で15分間の譜読み。
その後すぐステージに行き、合唱団を振ります。
もちろん、合唱団は曲について知っています。
公平性を保つため、他の人の演奏は全く聴けませんし、
終わったらその場で楽譜は回収されます。
曲ですが、3分ほどの曲。
ヴォカリーズの母音が変わったり、調が変わったり、
拍子が変わったりテンポが変わったりします。
思っていたよりも長い曲で、
いろいろな要素が散りばめられていて、
正直焦りました。
とにかく振り間違いだけはしてはいけないと思って、
拍子の変化やテンポの変化、
入る場所への指示、ということばかりを気にして譜読み。
結果的には、これがあまり良くなかったことになります。
あっという間に時間が終わり、
そのままステージへ。
合唱団はそこそこの人数がおり、公開なのでお客さんもいます。
挨拶をしてそのまま始めます。
正直、緊張していました。
というのも、入る前、違うパートに振り始めそうになり、
ちょっと止めた感じになっちゃったんですよね。
とにかく振り始めたんですが、
結果的には、ただ間違いのないように振った、
という感じになってしまいました。
振り間違いは無かったんですが。
正直、初見演奏の1番は不利な部分が多かったと思います。
午前中の一番初めで、合唱団もその日初めて歌い、
それも普段と違う人の指揮で歌うのもその日初めてということで、
探り探りになった感はありました。
僕が明確にいろいろ出来れば良かったのですが。。。
それより、自分の初見能力の低さに愕然としたのが
正直なところです。
普段鍵盤や音源に頼り過ぎていることを思いました。
縦の和音とか、頭に正確な音が鳴らないんですね。
何となくの音楽しか頭に浮かばない。
これは良くないなと、終わってから即反省でした。
僕のこの出番が終わったのが10時半前。
次は12人中12番。
時間は15時15分くらいから。
5時間待ち。。。(苦笑)
生殺しというか、くじ運悪過ぎ(笑)。
とにかく、曲は決まったので、その勉強と、
行けるか分からないけど、ロマン派の6曲の勉強をし、
時に他の出場者と話をしたり、
でも食欲だけは無くて、何も食べられず、
結局飲み物だけ飲んで本番に備えました。
(まだつづく)