佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

合唱団ぽこ・あ・ぽこ10周年記念演奏会

2008年05月15日 23時41分34秒 | 合唱
 
 5月10日(土)リージョンプラザ上越にて
標記コンサートが開催されました。
 
 
 10周年ということ、重いですね。
続けてこられたことについて、
指揮者、団員の方々に尊敬の意を表したいです。
逆に言えば、何も続けてきていない人間の軽さ、、、ですね(苦笑)。
合唱団NEWSも記念イヤーを過ぎ、
お二人の先輩方のされてきたことを考えると、
自分が何も続けていないこの10年を
考えずにはいられません、、、ね。
 
 
 
 コンサート、10周年ということもあってか、
いつもよりお客さんが入ってましたね。
継続の為せる業だと思います。
知っている方々もたくさんいらしてました。
プログラムにも多くの方が挨拶をよせてました。
その中でも後藤先生の「堅実な道」というタイトルの文章が
個人的にツボに入りました(笑)。
いやー、これは本当にツボに入りました。。。
 
 
 曲目。
前半は今年の課題曲より
G1とG2、ブルックナーの「Ave Maria」、
ビクトリア、プーランク、ローリゼンの「O magnum mysterium」 
  
  
 後半の3曲聴き比べは面白かったですね。
前半通して感じたのは、安定感ですね。
アンサンブルの安定感が増していますね。
でも20人弱って、今のユートライより多いんじゃ。。。(苦笑)
強いて言えば、時代ごとの様式感の違いなんかの差が
演奏自体にもう少し出てくると、
こうやって並べた意味が有るかと思いました。
特に、G2シューベルト、ブルックナー、ローリゼンあたりの
ロマン的な表現ですよね、重厚感というか。
こういった時代の演奏は、
多くの合唱団にとっても課題だと思います。
 
 
 休憩後。
ぽこさんの委嘱作品、後藤丹「ミネ・クレインの絵によせて」、
松下耕「日本の民謡第5集」より『三原ヤッサ節』、『五木の子守唄』、
信長貴富「カウボーイ・ポップ」より
『カウボーイポップ』と『ヒスイ』。
 
 
 後藤先生の作品は、歌い続けてきただけ有り、
非常にノッて歌えてましたね。
正直言うと、後半の日本語の作品の方が、
表現の幅が広くなった気はします。
三原ヤッサ節はスリル満点でした(笑)。
五木の子守唄は逆に安定していました。
 
 
 やっぱり、10年続けてきたことが、
音になって表れている、そう思いました。
積み上げ、ですね。
作品の委嘱、主催演奏会、演奏したい作品と、
着実にこなされてきた結果だと思います。
より一層表現の幅が広がっていくと良いなと、
15年、20年への期待を込めて。。。
 
 
 繰り返しになりますが、
なんだかんだ言って10年、
大きいですね、、、何もしてない人間との差は。
今更言っても仕方ないことですが(苦笑)。
自分が選んだ道ですからね。。。