佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

昨日の出来事

2005年10月29日 17時22分30秒 | クラシック
 本日2通目。

 昨日、仕事からの開放感を抱きながら
(サービス業の方すみません)、
りゅーとぴあに演奏会へ行く。
新潟室内合奏団の第50回演奏会。

 昭和59年発足の老舗アマチュア室内合奏団。
これまで、オペラや、レクイエム・オラトリオなどの
オケ付き合唱では共演させて頂いていたが、
単独演奏会は初めて聴く。
コンチェルトを弾く石井朋子さんのピアノも
お目当ての一つ。

 モーツアルト歌劇「イドメネオ」序曲。
 こなれた音。この辺の作曲家の演奏には
良い意味の慣れというか、安定感がある。
弦楽器の輝き、艶やかさがもう一つ欲しいが、
これはアマチュア団体全ての課題だろう。

 ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番ト長調」
石井朋子さんは地元出身、桐朋を出てモスクワへの
留学から、昨年帰国。幅広く演奏活動を行っている。
トリオ・ベルガルモというグループで、
室内楽シリーズを公演していて、行ってみたいと
思っていたところ。
 確かな技術。細やかなパッセージでも、
音の粒がはっきりしている。オーケストラとの
アンサンブル、引き出し、引き出されが
聴いていて楽しい。室内楽での経験が
活きているのかも知れない。
メリハリあるきびきびとしたピアノ。
今度は単独演奏会や、上記室内楽の
演奏を聴きたい。

 休憩を挟み、ブラームス「セレナーデ第1番ニ長調」
 この団の演奏会で取り上げるのは初らしい。
演奏は、ブラームスとはいえ、より複雑になる
曲の構成、和音。そこについて行けてない印象。
和音の移り変わりでの乱れや、パートソロでの
各セクションの技術の差が散見される。
しかし、しり上がりによくなった印象。

 選曲は難しい。
得意なものを続けるのか、
新たなものにチャレンジするか。
どちらもありだとは思うけど。
これは追って書きますが。

 とにかく、アマチュアとしては
水準の高い演奏。これからも良い演奏を
聴かせて欲しい。足を運びたい。

 最後に一つだけ。
今日の演奏会、会った知り合い一人だけでした。

 これなんだな。。。

 新潟の演奏会に関して言えば、
僕がいろいろ足を運ぶ印象として、
悪い意味で棲み分けが出来ていると思う。
要は、ピアノを聴く人、オケを聴く人、
演劇を観る人、ジャズを聴く人、
ポピュラーを聴く人、など。
そのジャンルしか見に行かない、
他の音楽に興味を持たない人が多い。

 そして、合唱に関して言えば、
他の音楽はおろか、合唱すら聴きに行かない。
今年の新潟での全国コンクール、
一体何人聴きに行くのだろう。

 これって、どーなんだ。

 だから、音楽界全体としての盛り上がりに
欠ける気がするのだけど。連帯感がないというか。
世界が狭いというか。
これを変えたいんだよな。。。

 各ジャンル、各団体の個性を残しつつも、
それらを横断的に渡る活動。
聴く人、演じる人が、いろいろな団体、ジャンルから
刺激を得る、そしてフィードバックする。
こんな風になったらいいのだけど。

 まあ、微力な私、
出来ることからして行きたいです。


変更しました。

2005年10月29日 16時42分31秒 | ブログ
 これまで書いていただいたコメントに対して、
遅まきながらコメント書きました。
最初のブログとついこの前のブログです。
ぜひ読んで下さい。

 パソコンの調子が悪い。
詳しくないから、本当に困る。
コメント書いて、これの投稿まで、
4回フリーズとエラーが出た。
どうしよう。

 数名の方からご指摘を頂き、
変更をしました。コメントの記入に際し、
(知らなかったのですが。。)これまでは、
名前、メールアドレスの記入が
義務だったらしいのですが、
メルアドを記入しなくても書き込みできるように
設定を変更しました。
気兼ねなく書き込みください。
コメント欄は、現在新しい方から10件が
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