この命、義に捧ぐ

<「軍隊とは国民を守るのが原点です。あの時は大変だったですが、やったことは当然でした」と、渡邊は今、こう語る。
「私は、あの時の根本閣下の命令は当然だったと思います。私たちの戦いは終戦になって以後のことなので、客観的にいえば、〝反乱〟ですよ。でも、戦友は犬死ではなかった。そのおかげで、四万人が引き揚げて無事日本に帰って来られたのですから。結果的に四万の居留民を助けられたことは、私たちの誇りです。隣の満洲の関東軍は、武装解除に応じて、邦人があんなひどい目に遭ったわけですから、同じ将軍でも、わが根本閣下は違う、と私たちは今も誇りに思っています」>
・６０年の歳月を経て今、明かされる日本人司令官の知られざる生涯。在留邦人４万人、無事日本に帰還！その恩義を返すため、将軍（陸軍中将根本博）は、漁船で台湾へ向かった・・・・。
・感涙に咽ぶ一書だ。
・ラストサムライを彷彿させる。ぜひ、映画化を期待する。根本将軍役は高倉健でお願いしたい。
・普天間問題に防衛の視点からの報道解説が少ないのが気になる。首都圏防衛の観点から、東京（立川、横田）、神奈川（横須賀、厚木、座間）、千葉（木更津）にも米軍基地があるのだが・・・・
・一昔前なら、米空母が横須賀に寄港するたびに、デモが出て、新聞、テレビの話題になったが、最近では、形だけのデモはあるもののニュースにもならない。
・中国の軍拡が気になる。特に海軍力の威嚇行為はもっと注視されなければならない。（産経新聞4.27「甘い政権　狙い撃つ中国艦隊」）
・邦人の帰還に関する満州の関東軍の行動は、なかにし礼の小説「赤い月」に詳しい。
・過去の台湾に対する日本統治に関する最近のＮＨＫのテレビ番組(「ＮＨＫスペシャル　シリーズＪＡＰＡＮデビュー」の第１回放送「アジアの“一等国”」)に一部識者から批判の声が上がっている。
・ＮＨＫのような国営放送は欧米先進国で存在するのだろうか？国営新聞社がないのに、国営放送局が存在できるのはなぜ？
・村上春樹の「１Ｑ８４　BOOK3」に、執拗なＮＨＫの集金人が何度も登場する。なぜ、徴収料を個別集金するのか？税金でまかなえば、集金の経費もかからないし、平等な国民負担になるのでは？
・ＮＨＫが独立法人になれば、民主党の仕分け対象に出来るだろうに・・・・・

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