おもしろコラム

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やんちゃ蒔き

2012-10-25 03:53:00 | Photo俳句
・家庭菜園で困るのは、種が余ることである。
・もったいないと残しておいても、来年に持ち越すと発芽率が悪くなる。冷蔵庫に入れておくと数年は大丈夫というが、我が家の冷蔵庫には余裕のスペースがない。
・そこで、余った種は壜(びん)に入れている。かくて、この壜には、色々な種が混在していることになる。蒔く時期が多少ずれているものも若干あるが、どうせ余り種だから、気にしない。
・この混合種を、日をずらして、適宜、蒔いている。「やんちゃ蒔き」というそうな。
・みんな元気に育つ時期もあるが、あらかた、虫の餌になる時期もある。自分が虫に食べられることで、他の野菜が虫の害にあうのを防止するけなげな野菜もある。雑草と混在させて野菜を育てる自然農法とあい通ずるものがある。
・この時期は、大根の生長が他の野菜よりも早いし、発芽率もいい。大根の疎抜き(おろぬき)菜は、大根畑にいくらでもあるので、「やんちゃ蒔き」で、出てきた大根葉は、早めに疎抜いて、他の野菜の生長を助ける。
・何が出てくるか、どの野菜が勝ち抜くか、見届けるのもおもしろい。
・途中、疎抜き(間引き)した菜は、色々な生育段階で、味噌汁の具やおひたし、サラダなどに使えて便利だ。
・この時期は、小鳥も多く、ところどころ、芽が出ていない部分がある。蒔いた直後、小鳥が、種を啄(つい)ばんだのだろう。「やんちゃ蒔き」は小鳥にとってもうれしいのだ。

 やんちゃ蒔き
  何が出るかな
   楽しみぞ


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