壁登る
亡き妻偲ぶ
赤いバラ
・今年も我が家のバラが咲き始めた。
・バラの中でも特に赤いバラが好きだった妻亡き後、たくさんの赤いバラを鉢植えにして庭に置いたのだが、手入れが未熟なため、途中枯れてしまったものが多い。
・そんな中、つるバラは、今年も元気に、大きな赤い花を壁際に咲かせた。一番花を切って、仏前に供えた。仏花はバラをというのが彼女の遺言だったから。 . . . 本文を読む
新妻に
山芍薬が
頭寄せ
・天城グリーンガーデンには石楠花の他にも、数多くの植物が植えられており、それぞれ、説明札が立ててある。
・山芍薬が一重の清楚な姿でたくさん咲いている。新妻とおぼしき若い女性が、彼とつないでいた手を離し、花に顔を近づける。山芍薬もまた、風に揺れて、彼女に顔を寄せる。
・新妻がいつまでもその清楚さとつつしみ深さを持続しますようにと思わず念ずる。
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咲いて良し
散りてまた良し
山石楠花
・石楠花の花は躑躅に良く似ている。調べてみるとツツジ科ツツジ属である。葉の形状は異なるものの花は躑躅に瓜二つだ。
・花を下に落としている木もある。そのまま、下でも花見が楽しめる。
・咲き終えているもの、今が盛りのもの、まだ蕾のもの、いろいろな品種の石楠花が13,000本もあるので、しばらく楽しめる。 . . . 本文を読む
石楠花や
杖つきながら
登り降り
・天城石楠花園の500種、13,000本の石楠花(シャクナゲ)が盛りを迎えている。こんなに整備されている公園なのに入園料がタダなのがうれしい。お年寄りの方が杖をつきながら、あるいは、若い人に両脇を支えられながら、もしくは電動車椅子で、シャクナゲ鑑賞をしている光景が見られた。幸い、小生は、まだ、自力で登り降り出来る。同行の老女を途中の切り株ベンチに待たせて . . . 本文を読む