TEAM SLOWSTARTER

自転車乗り夫婦のサイクリング走行記録

第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(by1号)

2008-09-01 16:49:38 | イベント

みなさま、大変長くご無沙汰しておりました。
書くことが何もなかったのでなく、書くひまがなかったっていうか、書く気力がなかった、ほったらかしにしてたら、余計にかったるくなった..とまあ、いろいろありました。
2号に関しては、ドクターストップがかかり、当分自転車はおあずけとなってしまいました。
1号はさびしく独りで自転車に乗るのでした。
といっても、2号は、最近は車で私のサポートというか鬼コーチを努めてもらってます。

さて、そんなわけでついに乗鞍がやってまいりました。
去年は抽選で外れて出れませんでした。今年は当った....けどなんなんですかね、当ってから宿を予約しても全然とれない。そうは言っても結局取れたんですけど、何回電話しましたね。
多分、申し込んだ時点で宿を予約しないと無理なんでしょうね。


今年の夏は、乗鞍に照準をあわせて自分的には結構ハードなトレーニングをしてました。
だって、乗鞍のコースプロファイルを見ると平均勾配6%以上で距離が20kmと富士ヒルクライムよりきついじゃないですか。
標高差も1300m程度だから結構きついはず。
普段のサイクリングだったら、半分のぼったあたりでおとなしく休憩するかもしれないハードコース。
そうですね、最近走ったコースで近かったのは、赤城山とか麦草峠あたりですかね。
とにかく、これだけ長くて斜度があると後半ばてるし嫌気がさしてくるコースですね。
と、それなりにびびっていたので夏の間は柳沢峠を山梨側から上るトレーニングをやってました。
柳沢峠も下から走れば20kmくらいあるし、結構きつくて長くて嫌になるコースです。
特に夏場はようしゃのない日差しが照りつける峠道でかなり根性を試されるコースでした。
そんなコースを2ヶ月間ほぼ毎週走ってました。
せっかくそこまでやったのにレース前の週は、天気がぐずぐずして想定外の豪雨などで全然自転車に乗れませんでした。
本当なら、ローラー台で精神統一でもしなきゃいけないんでしょうけど、私にそのような根性は一切ございません。

そして、朝から雨が降る中渋々乗鞍へ車を走らせます。
天気がそんなだったからか、中央高速はありえないくらい空いていました。
それでも、乗鞍ってむちゃくちゃ遠い。
うちからなら松本まで3時間くらいで、そこから更に1~2時間山奥を走る感じです。
松本から、乗鞍に向かう道は、地図で見るとわかりますが、トンネルがやたら多いです。
このトンネルが結構曲者でして幅員は狭いし、結構カーブがきついトンネルもあって見通しが利かないところもあります。
行きも帰りも事故が起きてました。
レース会場に着くと雨足が強くなって全然気乗りしませんでした。
乗鞍の場合、ちょっと駐車場が少なめですぐあふれてしまう感じですね。

それにしても、今日は胃の調子が悪い。明日はレースだからたくさん食べないといけないのに。
それでも、夕食は全部食べてワインを飲んだら8時過ぎには、寝てしまったのはよかったのかもしれない。
レース当日の朝、雨はやんでいました。少し晴れてもいるようでした。本当によかったです。
なんと泊まった宿が5時半に朝食を用意してくれるというので、それをいただいて出撃しました。
もう、胃の調子が悪いのでレース中あんまりがんばるとゲロゲロになってしまう危険があったので完走できればいいやモードで臨みました。
オリンピックでいろいろな選手が体調を崩していろいろ言われているみたいですけど、なかなかな本番に調子を合わせるのは難しいっていうか、そういうときに限って調子崩してしまうのはなんとかしたいものです。

さて、私のクラスは7時58分スタート。
やっぱり、スタートはみんな速い、速すぎる。
それもあってTEAM SLOWSTARTERなのでした。
前半のトピックは、なんといってもままちゃりに乗ったウォーリーでしょう。
「ウォーリーを探せ」と同じ赤いシマシマのシャツを着て眼鏡をかけた結構がたいのいい選手。
それにパールイズミのレーサーパンツの組み合わせはちょっと不思議な感じでした。
彼は、序盤時速15km以上出してたでしょうね。
ままちゃりと、あのがたいでは異例の猛スピードでしばらくはついていけませんでした。
私は、彼に先行されました。
やっぱり、ままちゃりをなめてはいけないと思わされる一幕でした。
しばらくして追いつけましたけど、結構速かったのでせっかくだし、後ろを走ってマークしてみました。
が、ものすごくワキガが臭くて耐えられませんでした。もしかして、結構使える技かも....
ウォーリーはすごいと思いましたが、どうも完走せずに途中で下山したみたいで私が下山するとき再会しました。

スタートして8km過ぎにスキー場のど真ん中に出て景色を見渡せます。
そう、このコースはレースもいいんですけど景色がとてもよかったです。
本当に天気がよくなってよかったです。
もうちょっと進んで10kmあたりまでは、まあまあ普通な感じですかね。
ここまではいいんですけど、ここからつづら折れになってヘアピンカーブで斜度が一気に上がります。
ここで、選手たちはどんどんふるいにかけられてゆく感じです。
ヘアピンカーブは、カーブの外側のほうが斜度がゆるいけれど遅い選手がゆくてをはばみます。
となれば斜度のきつい内側から抜くことになって体力的にとても不経済です。
多分、もうダンシングして上るしかないんですけど速く走るならその足が必要だし、ここを走破するにはとにかくスタミナが必要ですね。
それで、15kmを過ぎたあたりから、斜度がゆるくなるということだったので、ちょっとだけ体力を温存して走ってました。
温存って言っても心拍170台後半くらいなのでかなり本気な走りですけどね。
が、乳酸にやられた?斜度がゆるいはずなのに力が入らない。
プロフィールマップを見るとゴール直前で再び斜度が急になるみたいだったので、少しだけ抑えたら最後は、コースが二手に仕切られて一台づつゴールすようようになっているのでアタックができない状況でした。それなので、ゴールのもう少し手前の区間でスパートをかけないとダメですね。
そもそも、スタート地点から頂上のほうを見上げると茶色い岩肌のところに道路が通っているのが見えるんですけど、ほぼその先がゴールだったんですね。
自分もダンシングしてアタックはしましたけど、そんなにゴール間際だったらもっともがくんだったとちょっと後悔しました。
まーでも、結構長丁場のヒルクライムレースなのでペース配分が難しいです。

タイムは1時間26分台で、初めてにしてはまーまーでしょうか。
序盤は、もうちょっとだけ飛ばすのかなあ。
反省するとすれば、中盤のつづら折れでカーブのイン側をダンシングしすぎて足を使いすぎましたね。
15km以降は、誰でも大変なんだからもっと必死に走るべきでしたね。
そうは、言っても心拍は180は当然越えてるんですけどね。
ちょっと走りが保守的だったかなと、もう少しアグレッシブにいけばタイムが伸びそうな気はしますけどけど、あんまり足に乳酸をためこんでも苦しいだけで後半タイムが落ちると思うので本当にペース配分って難しいなって思います。
富士ヒルクライムよりもうちょっとコースに変化があってテクニカルで走ってて楽しいコースでした。
もう少し速く走りたいものですが、うーん維持するのがやっとですかね。
ま、胃が不調だった割には良かったです。

ゴール地点は、お店がある広い駐車場ではなくその手前の地点で結構狭い場所に選手がひしめいていて必然的に速やかな下山を要求される感じでした。
しかし、本当にすばらしい景色です。
特にゴール手前の雪渓があるあたりから見下ろす景色は抜群でした。
それだけでも、このレースに出る価値はあると思いました。
また、来年も出たいものです。