久しぶりにNHK BSで『ドクトル・ジバゴ』(65)を見た。今回は、この映画の裏主役はロッド・スタイガーが演じたコマロフスキーではないのかと思った。
今回の字幕では、エフグラフ(アレック・ギネス)はユーリ(オマー・シャリフ)の異母弟になっていた。ずっと異母兄だと思っていたのだが…。原語では「ブラザー」としか言っていないのでどちらが正解なのかは分からないが、どう見てもギネスの方が年上に見える。
余韻にひたってYouTubeで「ラーラのテーマ」を聴いていたら、「『ドクトル・ジバゴ』撮影秘話」という映像を見付けた。恐らくDVD特典だと思われるが、シャリフのナレーション、ジェラルディン・チャップリン、スタイガーらの証言によって構成されたなかなか興味深い内容のものだった。
以下、抜粋。
・撮影の大部分がスペインで行われ、雪と氷は美術監督のジョン・ボックスらによる蝋細工(溶かした蝋を流して水で固まらせた)の賜物だという。これには驚いた。
・プロデューサーのカルロ・ポンティは妻のソフィア・ローレンをラーラ役に推したがデビッド・リーンが断ったという。そう言えば、今回一緒に映画を見た妻が「ジュリー・クリスティは若い頃のソフィア・ローレンに似ている」と言っていた。
・リーンは、反対意見を言った助監督のニコラス・ローグを解雇した。
1960年代洋画ベストテン3 『大脱走』『ドクトル・ジバゴ』『 夜の大捜査線』『明日に向って撃て!』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0233b4223c8ec33e423f3b15c44d00b3
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