田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

「午後のロードショー」『続・荒野の七人』

2024-06-24 08:00:42 | ブラウン管の映画館

『続・荒野の七人』(66)(1974.5.4.土曜映画劇場)

 かつて6人の仲間と共に村人たちを助けるために戦ったチコ(ジュリアン・マティオス)は村娘と結ばれ、平和で幸せな農村生活を送っていた。だがある日、その一帯を牛耳るロルカ(エミリオ・フェルナンデス)一味に襲撃され、囚われの身となってしまう。その報せを聞いたクリス(ユル・ブリンナー)は、ヴィン(ロバート・フラー)と共に新たな仲間探しを始める。

 『荒野の七人』(60)の続編で監督はバート・ケネディ。同じ年の2月に、同じ枠で『荒野の七人』を見て大いに満足し、七人の名前を必死になって覚えた身としては、期待大ではあったのだが、続編といいながら、前作から残ったのはクリスのブリンナー一人で、ヴィンとチコは別の俳優が演じていたから、ちょっと肩透かしを食らった感じがした。

 とはいえ、「ララミー牧場」のフラー、スペイン出身のマティオスの他、達者な脇役のウォーレン・オーツ(女好きのコルビー)とクロード・エイキンズ(訳ありのフランク)、ポルトガル出身のビルジリオ・テクセイラ(ルイス)と無名のジョーダン・クリストファー(マヌエル)という、B級感にあふれたメンバーは、それほど悪くはない。要は続編だと思わずに、別物だと思って見ればそれなりに楽しめる。

 何より、エルマー・バーンスタイン作曲のあのテーマ曲が流れてくると、それだけで「まあいいか」と思ってしまうところがあるのだ。

『荒野の七人』そして『マグニフィセント・セブン』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d79de621b6cf13f750259e78e6ebfa87

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『映画の森』「2024年 6月の映画」

2024-06-24 07:28:39 | 映画の森

共同通信社が発行する週刊誌『Kyoudo Weekly』(共同ウイークリー)6月24日号で、『映画の森』と題したコラムページに「2024年6月の映画」として、5本の映画を紹介。独断と偏見による五つ星満点で評価した。

河合優実が見事な演技を披露する
『あんのこと』☆☆☆

異文化交流とカウボーイに関するハウツー
『東京カウボーイ』☆☆☆

水中撮影が見事なホラー
『ナイトスイム』☆☆☆

伝統的なアメリカンファンタジー
『ブルー きみは大丈夫』☆☆

価値観について考えさせられる
『オールド・フォックス 11歳の選択』☆☆☆

クリックで拡大↓

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「BSシネマ」『E.T.』

2024-06-24 07:14:17 | ブラウン管の映画館

『E.T.』(82)

「金曜ロードショー」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/76ee67233b378c6d90ff3f3f72ead767

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする