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映画の王様

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「並木座」1『実録不良少女・姦』『愛のコリーダ』

2022-12-08 14:09:22 | 違いのわかる映画館

 銀座・並木通りの地下にあった邦画2本立ての小さな名画座。立ち見の時は柱が邪魔だった。黒澤映画をよく見た。1998年閉館。


リクエスト作品選(1977.11.2.)


『実録不良少女・姦』(77)

 15歳で初体験、家出、売春、同棲、16歳で出産…。マコの青春とは一体何なのか。どうということもない話だが、主役の日夏たより、内田裕也、岸部一徳らが面白い味を出していた。監督は藤田敏八。


『愛のコリーダ』(76)

 阿部定事件を題材にした大島渚監督作。オープニングのフランス語のタイトルスーパーに戸惑う。ここまでくると、愛情というよりも、ただの独占欲なのではないかと感じた。


 

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「三軒茶屋映画」2『アメリカン・グラフィティ』『アニマル・ハウス』『天国から来たチャンピオン』

2022-12-08 09:24:50 | 違いのわかる映画館


『アメリカン・グラフィティ』(73)(1980.5.4.)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/87d264e12b672f4b67416c351cceb4d2


『アニマル・ハウス』(78)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/74c8bb6bbc570da6229d2d9ddf929c11


『天国から来たチャンピオン』(78)

 

 ウォーレン・ベイティがこんなにも才能豊かだったとは驚いた。本当に、彼が監督もし、脚本も書いたのかなと、勘繰ったりして(バック・ヘンリーとの共作)。少々、出来過ぎの話(『幽霊紐育を歩く』(41)のリメークとのこと)だが、全体的にユーモアとペーソスにあふれた良作になっている。

 元恋人のジュリー・クリスティが相手役を務め、ジェームズ・メイスン、ジャック・ウォーデンの両ベテランが脇を固めている。映画を見ながら、別れても仕事は一緒にするベイティとクリスティの関係は、京唄子と鳳啓助のようなものなのかなと思った。

 名セリフ「何も恐れることはないわ」(クリスティ)

『幽霊紐育を歩く』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ae43736ed27f0d8ebe2f6f6be71d24f6

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「BSシネマ」『長江哀歌』

2022-12-08 06:29:02 | ブラウン管の映画館

『長江哀歌』(06)(2007.5.22.京橋テアトル試写室)

 2006年度のベネチア映画祭で金獅子賞を獲得したジャ・ジャンクー監督の中国映画。舞台はダム建設で変わっていく有名な景勝地・三峡に近い古都・奉節。片や妻に去られた炭鉱夫、もう一方は夫に去られた女性が、それぞれの妻と夫を捜す姿を中心に、変容していく中国の現状が描かれる。

 ドキュメンタリー的な映像や音へのこだわりは分かるのだが、思わせぶりなテンポや間の取り方を感じさせる描写が多くて、正直なところ睡魔に襲われる瞬間もあった。

 だが、名もない市井の人々や肉体労働者たちのリアルな姿が、この映画に不思議なパワーを与えており、いつの間にか引き込まれている自分がいた。

 それにしても、NHKのドラマ『大地の子』のラストでも描かれた三峡が、たかが数年でこんなに変貌しているとは…。良くも悪くも中国の急速な変化と、それに伴う矛盾を改めて思い知らされた気がする。

 蛇足。狭い試写室、自分の後ろには立川談志師匠と市川準監督、隣は佐藤忠男氏だった。びっくり。

【今の一言】3人とも亡くなった。


(2007.6.12.)

 先日見た『長江哀歌』のジャ・ジャンクー監督の会見に出席。こういう人の弱点はインテリで理屈っぽいところか。中国の地域格差や貧富の差を憂いながら、自身は上層にいるという矛盾。だから庶民にこだわりながらも、どこか遊離したような、上から見下ろしているような印象を受けるのだろうか。通訳の女性のてきぱきとした仕事ぶりに感心させられた。

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「三軒茶屋映画」1『新・明日に向って撃て!』『グッバイガール』

2022-12-08 00:14:46 | 違いのわかる映画館

 大学の隣駅にあった。大学に入って最初に訪れた映画館。


『新・明日に向って撃て!』(79)(1980.4.15.)

 どうせ前作の足元にも及ばないだろうと思っていたが、どうしてどうして、決して上回ってはいないが、かなり面白かった。

 前作に負けず劣らずのユーモアがあり、ブッチを妻子持ちにしたり、トム・ベレンジャーとウィリアム・カットが、驚くほどポール・ニューマンとロバート・レッドフォードと似ていたり、脇役にジョン・シャックやジェフ・コーリーが出ていたりと、いろいろと見どころがあった。さすがリチャード・レスターという感じがした。


『グッバイガール』(77)

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6b4e684ecf2930458758a1da68e60bab

https://www.youtube.com/watch?v=SN84g-qVwkk

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