『アメリカン・グラフィティ』(73)(1980.5.4.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/87d264e12b672f4b67416c351cceb4d2
『アニマル・ハウス』(78)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/74c8bb6bbc570da6229d2d9ddf929c11
『天国から来たチャンピオン』(78)
ウォーレン・ベイティがこんなにも才能豊かだったとは驚いた。本当に、彼が監督もし、脚本も書いたのかなと、勘繰ったりして(バック・ヘンリーとの共作)。少々、出来過ぎの話(『幽霊紐育を歩く』(41)のリメークとのこと)だが、全体的にユーモアとペーソスにあふれた良作になっている。
元恋人のジュリー・クリスティが相手役を務め、ジェームズ・メイスン、ジャック・ウォーデンの両ベテランが脇を固めている。映画を見ながら、別れても仕事は一緒にするベイティとクリスティの関係は、京唄子と鳳啓助のようなものなのかなと思った。
名セリフ「何も恐れることはないわ」(クリスティ)
『幽霊紐育を歩く』
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『長江哀歌』(06)(2007.5.22.京橋テアトル試写室)
2006年度のベネチア映画祭で金獅子賞を獲得したジャ・ジャンクー監督の中国映画。舞台はダム建設で変わっていく有名な景勝地・三峡に近い古都・奉節。片や妻に去られた炭鉱夫、もう一方は夫に去られた女性が、それぞれの妻と夫を捜す姿を中心に、変容していく中国の現状が描かれる。
ドキュメンタリー的な映像や音へのこだわりは分かるのだが、思わせぶりなテンポや間の取り方を感じさせる描写が多くて、正直なところ睡魔に襲われる瞬間もあった。
だが、名もない市井の人々や肉体労働者たちのリアルな姿が、この映画に不思議なパワーを与えており、いつの間にか引き込まれている自分がいた。
それにしても、NHKのドラマ『大地の子』のラストでも描かれた三峡が、たかが数年でこんなに変貌しているとは…。良くも悪くも中国の急速な変化と、それに伴う矛盾を改めて思い知らされた気がする。
蛇足。狭い試写室、自分の後ろには立川談志師匠と市川準監督、隣は佐藤忠男氏だった。びっくり。
【今の一言】3人とも亡くなった。
(2007.6.12.)
先日見た『長江哀歌』のジャ・ジャンクー監督の会見に出席。こういう人の弱点はインテリで理屈っぽいところか。中国の地域格差や貧富の差を憂いながら、自身は上層にいるという矛盾。だから庶民にこだわりながらも、どこか遊離したような、上から見下ろしているような印象を受けるのだろうか。通訳の女性のてきぱきとした仕事ぶりに感心させられた。
大学の隣駅にあった。大学に入って最初に訪れた映画館。
『新・明日に向って撃て!』(79)(1980.4.15.)
どうせ前作の足元にも及ばないだろうと思っていたが、どうしてどうして、決して上回ってはいないが、かなり面白かった。
前作に負けず劣らずのユーモアがあり、ブッチを妻子持ちにしたり、トム・ベレンジャーとウィリアム・カットが、驚くほどポール・ニューマンとロバート・レッドフォードと似ていたり、脇役にジョン・シャックやジェフ・コーリーが出ていたりと、いろいろと見どころがあった。さすがリチャード・レスターという感じがした。
『グッバイガール』(77)
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