田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

勝手に沖田修一監督特集

2021-07-17 10:50:12 | 映画いろいろ

『キツツキと雨』(12)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4769e84c961a831502a302286243e56e

『横道世之介』(13)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/00f852cffe8df82fa534f4bec26c170a

『滝を見にいく』(14)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/dbbc013e56e7550727d784a4790f91f8

『モヒカン故郷に帰る』(16)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/40869fb3ffd3cad001cc240eab706de5

『おらおらでひとりいぐも』(20)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2caf29a473b97e1b1722c1e9933f1cb7
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e2b795cbd89b8302071e45af0c5211ae

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『南極料理人』沖田修一監督

2021-07-17 07:25:41 | 映画いろいろ

『南極料理人』(09)(2009.9.28.テアトル新宿)

 堺雅人扮する南極越冬隊に参加した料理人が主人公。とはいえ、これは個性的な8人の隊員のアンサンブルを楽しむ映画だ。彼らがやがて家族のようになっていくおかしさが何とも愉快だし、うまそうに食べる彼らを見ると無性に腹が減ってくる。

 ほとんどが閉ざされた南極基地内で展開されるため、同じく南極基地を舞台にしたSFホラーの『遊星よりの物体X』(51)やリメーク作『遊星からの物体X』(82)のような密室劇としての面白さもある。

 監督の沖田修一と脇役の古舘寛治には、長編デビュー作『このすばらしきせかい』(06)の時からひそかに注目していたので我が意を得たりの感あり。

 この映画は、全編、北海道を中心に日本国内で撮られたという。わざわざ南極でロケをしなくても“南極映画”が撮れるというのも、映画が本来持つフェイクの魅力が感じられて楽しかった。エキストラに駆り出され、はるばる東武動物公園まで出かけていった妻の姿は残念ながら発見できなかった。

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『このすばらしきせかい』沖田修一監督

2021-07-17 07:15:59 | 映画いろいろ

『このすばらしきせかい』(06)(2006.8.30.京橋映画美学校)

 引きこもりの高校生と社会からはじかれた変わり者の叔父さんとの交流を描いた不思議な味わいを持った映画。もともとコメディーには、登場人物をいたぶって笑いを誘うという残酷な一面があるのだが、優れたものはその先に人生の悲しさやいとおしさを感じさせる。

 この映画にもチラッとそういうところが見られた。なにより叔父さん役の古舘寛治がいい味を出していた。これが長編デビュー作という沖田修一監督は、古舘に大いに感謝せねばなるまい。2人とも今後が期待できそうだ。

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