田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『シムソンズ』

2018-02-26 16:39:49 | 映画いろいろ
 いろいろあった平昌五輪。最後の最後にカーリング女子が銅メダルを獲得したのを見ながら、12年前のカーリングブームと『シムソンズ』という映画を懐かしく思い出した。



2006年2月23日、12年前のメモを。

 ソルトレイクシティオリンピックでは、カーリングに見事にはまってしまった。あか抜けなくてちっちゃいけれど、ちょっとかわいい女性たちが、百戦錬磨の“世界のおばちゃんたち”に立ち向かう、といった感じで感情移入しやすいし、見ているうちに段々とルールが分かってきて、ゲームとしても面白いことに気づいた。

 というわけで、渋谷のシネ・ラ・セット(アングラ劇場みたいなミニシアター)のレイトショー(水曜日は何故か1000円)で彼女たちをモデルにした『シムソンズ』を見る。

 女子カーリングチームの結成からオリンピック出場までが、涙と笑いの中で描かれる、まさに直球ど真ん中勝負の青春映画で結構面白かった。4人の女の子たち(加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬)の奮闘に加えて、コーチ役の大泉洋がもうけ役。ジャマイカのボブスレーチームを描いた『クール・ランニング』(93)を思い出した。あの映画もコーチ役で亡くなったジョン・キャンディがいい味を出していたなあ。
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【インタビュー】『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ監督

2018-02-26 12:24:55 | インタビュー

『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督へのインタビュー記事をアップ



https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1139036

 本作は、1962年、米政府の研究機関で清掃員として働くイライザ(サリー・ホーキンス)が、秘かに運び込まれた不思議な“生き物”を目撃し…、という、ギレルモ・デル・トロが、種族を超えた愛を描いたファンタジーロマンス。

 デル・トロは「50年代の映画だったら、(本作の敵役である)ストリックランド(マイケル・シャノン怪演)の方が主人公になり、クリーチャー(半魚人)は悪役だ。そういう設定を反対にしたいと思った」と語る。

 ユニバーサルホラーはもとより、スタンリー・ドーネンにオマージュを捧げたというミュージカルシーンもある。イライザの住むアパートの部屋、階下の映画館、研究所の独創的なセットをはじめ、「デル・トロ映画」と呼ぶしかないような摩訶不思議な世界が現出する。

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