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映画の王様

映画のことなら何でも書く

『その時、映画があった』(玉木研二)

2020-04-26 10:01:12 | ブックレビュー

 毎日新聞紙上に連載されていた映画評から、内外の名作107本分(『街の灯』(31)から『八月の鯨』(87)まで)をまとめたものを再読。この本は、筆者が新聞記者だけに、単なる映画評にとどまらず、映画が作られた時代背景や日本で上映された時の社会情勢を織り込んで書かれている点がユニークだ。

 あらすじ、背景、ポイントなどを決まった文字数で的確に記すところは、さすがに歴戦の記者だけのことはある。文章修業としても大いに勉強になるし、多分、この人は相当な映画好きなのだろう、と思わせる語り口に好感が持てて、共感させられるところも多い。

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『シネマと銃口と怪人―映画が駆けぬけた二十世紀』(内藤誠)

2020-04-19 09:50:26 | ブックレビュー

『昭和映画史ノート』に続いて再読。最初に読んだ時のノートを。

 山田五十鈴が樋口一葉に扮した戦前の東宝映画から明治時代を考察する、第1章「「一葉の時代」の画像。」
 監督フリッツ・ラングと俳優ピーター・ローレの数奇な運命とファシズムをめぐる、第2章「『M』の時代。」
 セッシュー・ハヤカワの栄光と挫折、第3章「戦時下、パリの早川雪洲。」
 産児制限運動者と芥川龍之介の小説をからめた、第4章「サンガー夫人と芥川の『河童』。」
 ロベルト・ロッセリーニ作品と吉田満の著書『戦艦大和ノ最期』を軸に、国策映画について考察した、第5章「『白い船』と『戦艦大和』。」
 ルキノ・ビスコンティとナチズムを交錯させた、第6章「ファシズムの美学と『地獄に堕ちた勇者ども』」、というラインアップ。

 まさに映画を中心とした幅広い雑学を縦横無尽に語っている。『昭和映画史ノート』もそうだが、難しいことをすらすらと読ませる文章のうまさ、あるいは幅広い書物からの引用文の巧みな配置に唸らされる。巻末の解説を書いた某氏の、妙にひねって分かりづらい文章と比べても文才の差は一目瞭然。こういうものが書ける自分でありたいと思う。 (2005.1.13.)

『昭和映画史ノート 娯楽映画と戦争の影』(内藤誠)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ab14ec5dbe593013cb9df93d85a3f4ec

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『昭和映画史ノート 娯楽映画と戦争の影』(内藤誠)ハヤフサヒデトのこと

2020-04-15 11:30:22 | ブックレビュー

 『昭和映画史ノート 娯楽映画と戦争の影』(内藤誠)を再読。思えば、この本に書かれていた、無声映画時代のアクションスター、ハヤフサヒデトについての一連の出来事はちょっとした奇跡のようだった。

(2004.12.10.)
 ここのところ、毎日新聞に続けて興味深い記事が載っていた。まずは新刊本の紹介で流浪の映画カメラマン西本正の評伝『香港への道』について。西本といえばブルース・リーの『ドラゴンへの道』(72)の撮影者でもある。昔、見た時は何で日本人が?…と不思議に思ったものだが、その秘密がこの本を読むと分かるのかな。

 次は、無声映画時代のアクション・スター・ハヤフサヒデトと、巣鴨にあった幻の大都映画について今の子供たちが調べたという記事。ハヤフサは、別名“昭和の鳥人”と呼ばれた男。“大正の鳥人”呼ばれた高木新平とセットで興味あり。西本、ハヤフサ共に、戦前の満映こと満州映画に深く関係していたという偶然もまた興味深い。

(2004.12.14.)
 幻のアクション・スター“昭和の鳥人”ハヤフサ・ヒデトのことをもっと知りたくなって、「幻の大都映画とハヤフサヒデト伝説」が収録されている、内藤誠の『昭和映画史ノート 娯楽映画と戦争の影』(平凡社新書刊)を読了。ほかにも「戦時下に創設された「日本映画学校」」「占領下の溝口健二の映画」「プロデューサー・水の江滝子と石原裕次郎」など興味深い話が網羅され、一気に読まされてしまった。それにしてもハヤフサの映画をぜひ見てみたいものだと思った。

 ハヤフサヒデトのことを調べていたら、“幻の映画たち”について書かれたSF小説、筒井康隆の短編「CINEMAレベル9」(『夜のコント冬のコント』新潮文庫刊に収録)のことを知り、ブックオフへ。舞台は神戸の地下9階にあるという“幻の映画”だけを上映する映画館。筒井自身の分身と思われる映画狂の主人公と、往年のスターのものまねをする映画館の支配人のやりとりが面白い一編。ここならハヤフサの映画も見られることだろう。まさに映画狂=偏執狂の夢が生んだ好短編だった。

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『世界の映画』シリーズ(飯島正)2

2020-03-28 13:08:26 | ブックレビュー

『世界の映画5 1955』(1956)
 『暴力教室』(リチャード・ブルックス)、『スタア誕生』(ジョージ・キューカー)、『裏窓』(アルフレッド・ヒッチコック)、『エデンの東』(エリア・カザン)、『マーティ』(デルバート・マン)、『喝采』(ジョージ・シートン)、『重役室』(ロバート・ワイズ)、『旅情』(デビッド・リーン)、『夏の嵐』(ルキノ・ビスコンティ)、『警察日記』(久松静児)、『ここに泉あり』(今井正)、『野菊の如き君なりき』(木下惠介)、『生きものの記録』(黒澤明)、『浮雲』(成瀬巳喜男)、『夫婦善哉』(豊田四郎)

『世界の映画 1957年版』(1957)
 『攻撃』ロバート・アルドリッチ)、『捜索者』ジョン・フォード)、『ハリーの災難』アルフレッド・ヒッチコック)、『白鯨』ジョン・ヒューストン)、『バラの刺青』ダニエル・マン )、『ピクニック』ジョシュア・ローガン)、『黄金の腕』オットー・プレミンジャー)、『黒い牡牛』アービング・ラパア)、『殴られる男』 マーク・ロブソン)、『ジャイアンツ』ジョージ・スティーブンス)、『戦争と平和』キング・ビダー)、『必死の逃亡者』ウィリアム・ワイラー)、『居酒屋』ルネ・クレマン)、『沈黙の世界』ジャク=イブ・クストー)、『赤い風船』アルベール・ラモリス)、『ヘッドライト』アンリ・ベルヌイユ)、『河の女』マリオ・ソルダルティ)、『ビルマの竪琴』市川崑)、『流れる』成瀬巳喜男 )、『早春』小津安二郎

『世界の映画 1958年版』(1958)
 『パリの恋人』(スタンリー・ドーネン)、「ヒッチコック劇場」『間違えられた男』(アルフレッド・ヒッチコック)、『ベビイドール』(エリア・カザン)、『現金に体を張れ』(スタンリー・キューブリック) 、『戦場にかける橋』(デビッド・リーン )、『王子と踊子』(ローレンス・オリビエ )、『翼よ!あれが巴里の灯だ』『昼下りの情事』(ビリー・ワイルダー)、『友情ある説得』(ウィリアム・ワイラー )、『夜を逃れて』(フレッド・ジンネマン)、『マダムと泥棒』(アレグザンダー・マッケンドリック)、『戦艦シュペー号の最後』(マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー)、『菩提樹』(ボルフガング・リーベンアイナー)、『汚れなき悪戯』(ラディスラオ・バホダ)、『遥かなる国から来た男』(マルセル・カルネ)、『道』『カビリアの夜』(フェデリコ・フェリーニ)、『異母兄弟』(家城巳代治)、『喜びも悲しみも幾年月』(木下惠介)、『蜘蛛巣城』『どん底』(黒澤明)、『あらくれ』(成瀬巳喜男)、『東京暮色』(小津安二郎)、『雪国』(豊田四郎)

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『世界の映画』シリーズ(飯島正)1

2020-03-28 11:53:08 | ブックレビュー

 飯島正さんの『世界の映画』シリーズ全7冊(白水社)を少しずつコレションする。今から見れば公開当時の諸々を知るための貴重な資料となる。

『世界の映画 1945~1950』(1951)
世界映画略史、戦後の映画、色彩映画、戦後のアメリカ映画、ハリウッド映画の修正、スリラアについて、ニュロティック映画について、アメリカ映画の新人、作家と作品

 ここからは年鑑になる。以下、自分が見ているものだけを列記するが、改めてヨーロッパ映画をあまり見ていないことに気づかされた。

『続・世界の映画 1951~1952』(1953)
 『殺人狂時代』(チャールズ・チャップリン)、『欲望という名の電車』(エリア・カザン)、『イヴの総て』(ジョセフ・L・マンキーウィッツ)、『陽のあたる場所』(ジョージ・スティーブンス)、『サンセット大通り』(ビリー・ワイルダー)、『真昼の決闘』(フレッド・ジンネマン)、『第三の男』(キャロル・リード)、『アフリカの女王』(ジョン・ヒューストン)、『天井桟敷の人々』(マルセル・カルネ)、『にがい米』(ジュゼッペ・デ・サンティス)、『ミラノの奇蹟』(ビットリオ・デ・シーカ)

『世界の映画3 1953』(1954)
 『ライムライト』(チャールズ・チャップリン)、『静かなる男』(ジョン・フォード)、『見知らぬ乗客』(アルフレッド・ヒッチコック)、『シェーン』(ジョージ・スティーブンス)、『探偵物語』『黄昏』(ウィリアム・ワイラー)、『地上より永遠に』(フレッド・ジンネマン)、『赤い風車』(ジョン・ヒューストン)、『オリヴァ・ツイスト』(デビッド・リーン)、『落ちた偶像』(キャロル・リード)、『禁じられた遊び』(ルネ・クレマン)、『終着駅』(ビットリオ・デ・シーカ)、『煙突の見える場所』(五所平之助)、『ひめゆりの塔』(今井正)、『雨月物語』(溝口健二)、『あにいもうと』(成瀬巳喜男)、『東京物語』(小津安二郎)

『世界の映画4 1954』(1955)
 『恋は青空の下』フランク・キャプラ )、『掠奪された七人の花嫁』スタンリー・ドーネン )、『ダイヤルMを廻せ』アルフレッド・ヒッチコック)、『波止場』エリア・カザン)、『裸足の伯爵夫人』ジョセフ・L・マンキーウィッツ)、『麗しのサブリナ』ビリー・ワイルダー )、『ローマの休日』ウィリアム・ワイラー)、『ケイン号の叛乱』エドワード・ドミトリク)、『悪魔をやっつけろ』ジョン・ヒューストン )、『赤と黒』クロード・オータン・ララ)、『二十四の瞳』『女の園』木下惠介)、『七人の侍』黒澤明)、『山椒大夫』『近松物語』溝口健二)、『晩菊』『山の音』成瀬巳喜男)、『黒い潮』山村聰

(続く) 

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『マスターズオブライト アメリカン・シネマの撮影監督たち』番外編2

2020-03-25 19:42:08 | ブックレビュー

ディーン・カンディ
 『ハロウィン』(78)ジョン・カーペンター、『ザ・フォッグ』(80)ジョン・カーペンター、『ニューヨーク1997』(81)ジョン・カーペンター、『遊星からの物体X』(82)ジョン・カーペンター、『サイコ2』(83)リチャード・フランクリン、『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』(84)ロバート・ゼメキス、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)ロバート・ゼメキス、『ビッグ・ビジネス』(88)ジム・エイブラハムズ、『ロジャー・ラビット』(88)ロバート・ゼメキス、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(89)ロバート・ゼメキス、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(90)ロバート・ゼメキス、『フック』(91)スティーブン・スピルバーグ、『永遠に美しく…』(92)ロバート・ゼメキス、『ジュラシック・パーク』(93)スティーブン・スピルバーグ、『フリントストーン/モダン石器時代』(94)ブライアン・レバント、『アポロ13』(95)ロン・ハワード、『キャスパー』(95)ブラッド・シルバーリング、『フラバー』(97)レス・メイフィールド、『ホリデイ』(06)ナンシー・マイヤーズ  

ミヒャエル・バルハウス(ドイツ)
 『マリア・ブラウンの結婚』(79)ライナー・ベルナー・ファスビンダー、『ハスラー2』(86)マーティン・スコセッシ、『ブロードキャスト・ニュース』(87)ジェームズ・L・ブルックス、『ワーキング・ガール』(88)マイク・ニコルズ、『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』(89)スティーヴ・クローブス、『グッドフェローズ』(90)マーティン・スコセッシ、『真実の瞬間』(91)アーウィン・ウィンクラー、『おつむて・ん・て・ん・クリニック』(91)フランク・オズ、『ドラキュラ』(92)フランシス・フォード・コッポラ、『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』(93)マーティン・スコセッシ、『クイズ・ショウ』(94)ロバート・レッドフォード、『アウトブレイク』(94)ウォルフガング・ペーターゼン、『スリーパーズ』(96)バリー・レビンソン、『エアフォース・ワン』(97)ウォルフガング・ペーターゼン、『バガー・ヴァンスの伝説』(00)ロバート・レッドフォード、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(01)マーティン・スコセッシ

スティーヴン・H・ブラム
 『マジック・ボーイ』(82)キャレブ・デシャネル、『何かが道をやってくる』(83)ジャック・クレイトン、『アウトサイダー』(83)フランシス・フォード・コッポラ、『ランブルフィッシュ』(83)フランシス・フォード・コッポラ、『ボディ・ダブル』(84)ブライアン・デ・パルマ、『アンタッチャブル』(87)ブライアン・デ・パルマ、『カジュアリティーズ』(89)ブライアン・デ・パルマ、『レイジング・ケイン』(92)ブライアン・デ・パルマ、『ミッション:インポッシブル』(96)ブライアン・デ・パルマ

アンジェイ・バートコウィアク(ポーランド)
 『プリンス・オブ・シティ』(81)シドニー・ルメット、『評決』(82)シドニー・ルメット、『デストラップ・死の罠』(82)シドニー・ルメット、『愛と追憶の日々』(82)ジェームズ・L・ブルックス、『ガルボトーク/夢のつづきは夢…』(84)シドニー・ルメット、『女と男の名誉』(85)ジョン・ヒューストン、『キングの報酬』(86)シドニー・ルメット、『ツインズ』(88)アイバン・ライトマン、『ファミリービジネス』(89)シドニー・ルメット、『Q&A』(90)シドニー・ルメット、『スピード』(94)ヤン・デ・ボン、『リーサル・ウェポン4』(98)リチャード・ドナー、『DENGEKI 電撃』(01)(監督)、『ブラック・ダイヤモンド』(03)(監督)

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『マスターズオブライト アメリカン・シネマの撮影監督たち』番外編1

2020-03-25 19:34:47 | ブックレビュー

『マスターズオブライト』には載っていなかったが、こんな人たちもいる。

キャレブ・デシャネル
 『ワイルド・ブラック/少年の黒い馬』(79)キャロル・バラード、『チャンス』(79)ハル・アシュビー、『マジック・ボーイ』(82)(監督)、『ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』(82)ハル・アシュビー、『ライトスタッフ』(83)フィリップ・カウフマン、『ナチュラル』(84)バリー・レビンソン、『あなたに降る夢』(94)アンドリュー・バーグマン、『リンカーン/秘密の書』(12)ティムール・ベクマンベトフ 、『アウトロー』(12)クリストファー・マッカリー、『ニューヨーク 冬物語』(14)アキバ・ゴールズマン、『ライオン・キング』(19)ジョン・ファブロー

ロバート・サーティース
 『悪人と美女』(52)ビンセント・ミネリ、『ブラボー砦の脱出』(53)ジョン・スタージェス、『愛情の花咲く樹』(57)エドワード・ドミトリク、『ゴーストタウンの決斗』(58)ジョン・スタージェス、『ベン・ハー』(59)ウィリアム・ワイラー、『シマロン』(60)アンソニー・マン、『戦艦バウンティ』(62)ルイス・マイルストン、『サタンバグ』(64)ジョン・スタージェス、『コレクター』(65)ウィリアム・ワイラー、『ビッグトレイル』(65)ジョン・スタージェス、『逃亡地帯』(66)アーサー・ペン、『名誉と栄光のためでなく』(66)マーク・ロブソン、『ドリトル先生不思議な旅』(67)リチャード・フライシャー、『卒業』(67)マイク・ニコルズ、『スイート・チャリティ』(68)ボブ・フォッシー、『アレンジメント/愛の旋律』(69)エリア・カザン、『おもいでの夏』(70)ロバート・マリガン、『ラスト・ショー』(71)ピーター・ボグダノビッチ、『11人のカウボーイ』(72)マーク・ライデル、『悪を呼ぶ少年』(72)ロバート・マリガン、『スティング』(73)ジョージ・ロイ・ヒル、『華麗なるヒコーキ野郎』(75)ジョージ・ロイ・ヒル、『ヒンデンブルグ』(75)ロバート・ワイズ、『スター誕生』(76)フランク・ピアソン

フレッド・J・コーネカンプ
 『0011ナポレオン・ソロ/ミニコプター作戦』(67)バリー・シャー、『空かける強盗団』(69)ハイ・アバーバック、『パットン大戦車軍団』(70)フランクリン・J・シャフナー、『荒野の七人/真昼の決闘』(72)ジョージ・マッコーワン、『黄金の指』(73)ブルース・ゲラー、『パピヨン』(73)フランクリン・J・シャフナー、『タワーリング・インフェルノ』(74)ジョン・ギラーミン 、『明日なき追撃』(75)カーク・ダグラス、『爆走トラック'76』(75)ジョナサン・カプラン、『がんばれ!ベアーズ特訓中』(77)マイケル・プレスマン、『スウォーム』(78)アーウィン・アレン、『暴走パニック超特急』(79)リチャード・C・サラフィアン、『チャンプ』(79)フランコ・ゼフィレッリ、『ハンター』(80)バズ・キューリック

ビル・バトラー
 『死を呼ぶスキャンダル』(73)スティーブン・スピルバーグ、『カンバセーション…盗聴…』(73)フランシス・フォード・コッポラ、『JAWS/ジョーズ』(75)スティーブン・スピルバーグ、『カッコーの巣の上で』(75)ミロス・フォアマン、『リップスティック』(76)ラモント・ジョンソン、『特攻サンダーボルト作戦』(76)アービン・カーシュナー、『カプリコン・1』(77)ピーター・ハイアムズ、『デモン・シード』(77)ドナルド・キャメル、『オーメン2/ダミアン』(78)ドン・テイラー、『アイス・キャッスル』(78)ドナルド・ライ、『アンクル・ジョー』(78)ジョゼフ・C・ハンライト、『ロッキー2』(79)シルベスター・スタローン、『ロッキー3」(82)シルベスター・スタローン、『ロッキー4/炎の友情』(85)シルベスター・スタローン、『ブルースが聞こえる』(88)マイク・ニコルズ、『チャイルド・プレイ』(88)トム・ホランド、『ホット・ショット』(91)ジム・エイブラハムズ、『ホット・ショット2』(93)ジム・エイブラハムズ、『アナコンダ』(97)ルイス・ロッサ

ジョーダン・クローネンウェス
 『バード★シット』(70)ロバート・アルトマン、『フロント・ページ』(74)ビリー・ワイルダー、『面影』(76)シドニー・J・フューリー、『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』(79)ケン・ラッセル、『ブレードランナー』(82)リドリー・スコット、『ペギー・スーの結婚』(86)フランシス・フォード・コッポラ、『友よ、風に抱かれて』(87)フランシス・フォード・コッポラ、『ゲット・バック』(91)リチャード・レスター

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『マスターズオブライト アメリカン・シネマの撮影監督たち』(デニス・シェファー/ラリー・サルバート)その2

2020-03-25 12:50:01 | ブックレビュー

ラズロ・コバックス(ハンガリー) 
 『殺人者はライフルを持っている!』(68)ピーター・ボグダノビッチ、『イージー・ライダー』(69)デニス・ホッパー、『ファイブ・イージー・ピーセス』(70)ボブ・ラフェルソン、『おかしなおかしな大追跡』(72)ピーター・ボグダノビッチ、『ペーパー・ムーン』(73)ピーター・ボグダノビッチ、『フリービーとビーン/大乱戦』(74)リチャード・ラッシュ、『ニッケルオデオン』(76)ピーター・ボグダノビッチ、『ニューヨーク・ニューヨーク』(77)マーティン・スコセッシ、『未知との遭遇』(77)スティーブン・スピルバーグ、『ラスト・ワルツ』(78)マーティン・スコセッシ、『フィスト』(78)ノーマン・ジュイソン、『パラダイス・アレイ』(78)シルベスター・スタローン、『新・明日に向って撃て!』(79)リチャード・レスター、『未知との遭遇 特別編』(80)スティーブン・スピルバーグ、『サンフランシスコ物語』(80)リチャード・ドナー、『ゴーストバスターズ』(84)アイバン・ライトマン、『マスク』(84)ピーター・ボグダノビッチ、『ラジオ・フライヤー』(92)リチャード・ドナー、『スカウト』(94)マイケル・リッチー、『ベスト・キッド4』(94)クリストファー・ケイン

オーウェン・ロイズマン
 『フレンチ・コネクション』(71)ウィリアム・フリードキン、『ボギー!俺も男だ』(72)ハーバート・ロス、『エクソシスト』(73)ウィリアム・フリードキン、『サブウェイ・パニック』(74)ジョセフ・サージェント、『コンドル』(75)シドニー・ポラック、『ネットワーク』(76)シドニー・ルメット、『サージャント・ペッパー』(78)マイケル・シュルツ、『出逢い』(79)シドニー・ポラック、『スクープ・悪意の不在』(81)シドニー・ポラック、『告白』(81)ウール・グロスバード、『タップス』(81)ハロルド・ベッカー、『トッツィー』(82)シドニー・ポラック、『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』(90)ローレンス・カスダン、『アダムス・ファミリー』(91)バリー・ソネンフェルド、『わが街』(91)ローレンス・カスダン、『ワイアット・アープ』(94)ローレンス・カスダン、『フレンチ・キス』(95)ローレンス・カスダン

ビットリオ・ストラーロ(イタリア)
 『暗殺の森』(70)ベルナルド・ベルトルッチ、『ラストタンゴ・イン・パリ』(72)ベルナルド・ベルトルッチ、『青い体験』(73)サルバトーレ・サンペリ、『スキャンダル』(76)サルバトーレ・サンペリ、『1900年』(76)ベルナルド・ベルトルッチ、『アガサ/愛の失踪事件』(79)マイケル・アブテッド、『地獄の黙示録』(79)フランシス・フォード・コッポラ、『ルナ』(79)ベルナルド・ベルトルッチ、『レッズ』(81)ウォーレン・ベイティ、『ワン・フロム・ザ・ハート』(82)フランシス・フォード・コッポラ、『ラストエンペラー』(87)ベルナルド・ベルトルッチ、『タッカー』(88)フランシス・フォード・コッポラ、『ニューヨーク・ストーリー』(89)フランシス・フォード・コッポラ、『ディック・トレイシー』(90)ウォーレン・ベイティ、『カフェ・ソサエティ』(16)ウディ・アレン、『女と男の観覧車』(17)ウディ・アレン

ハスケル・ウェクスラー
 『バージニア・ウルフなんかこわくない』(66)マイク・ニコルズ、『夜の大捜査線』(67)ノーマン・ジュイソン、『華麗なる賭け』(68)ノーマン・ジュイソン、『カッコーの巣の上で』(75)ミロス・フォアマン、『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』(76)ハル・アシュビー、『帰郷』(78)ハル・アシュビー、『天国の日々』(78)テレンス・マリック、『夢を生きた男/ザ・ベーブ』(91)アーサー・ヒラー、『61*』(01)ビリー・クリスタル、『スティーブ・マックィーン:男の神髄』(05)ミミ・フリードマン

ゴードン・ウィリス
 『コールガール』(71)アラン・J・パクラ、『ゴッドファーザー』(72)フランシス・フォード・コッポラ、『夕陽の群盗』(72)ロバート・ベントン、『ゴッドファーザーPARTⅡ』(74)フランシス・フォード・コッポラ、『大統領の陰謀』(76)アラン・J・パクラ、『アニー・ホール』(77)ウディ・アレン、『マンハッタン』(79)ウディ・アレン、『エミリーの窓』(80)(監督)、『スターダスト・メモリー』(80)ウディ・アレン、『カメレオンマン』(83)ウディ・アレン、『カイロの紫のバラ』(85)ウディ・アレン、『マネー・ピット』(86)リチャード・ベンジャミン、『ゴッドファーザーPARTⅢ』(90)フランシス・フォード・コッポラ、『推定無罪』(90)アラン・J・パクラ

ビルモス・ジグモンド(ハンガリー) 
 『さすらいのカウボーイ』(70)ピーター・フォンダ、『スケアクロウ』(73)ジェリー・シャツバーグ、『ロング・グッドバイ』(73)ロバート・アルトマン、『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』(73)マーク・ライデル、『続・激突!/カージャック』(74)スティーブン・スピルバーグ、『愛のメモリー』(76)ブライアン・デ・パルマ、『未知との遭遇』(77)スティーブン・スピルバーグ、『ラスト・ワルツ』(78)マーティン・スコセッシ、『ディア・ハンター』(78)マイケル・チミノ、『未知との遭遇 特別編』(80)スティーブン・スピルバーグ、『天国の門』(81)マイケル・チミノ、『ミッドナイトクロス』(81)ブライアン・デ・パルマ、『マーヴェリック』(94)リチャード・ドナー、『恋のロンドン狂騒曲』(10)ウディ・アレン

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『マスターズオブライト アメリカン・シネマの撮影監督たち』(デニス・シェファー/ラリー・サルバート)その1

2020-03-25 12:46:05 | ブックレビュー

 『映画があってよかったなあ』(武正晴)を読んでいたら、筆者が映画監督なので、撮影監督の名前がたくさん出てきた。というわけで、1988年に出版された、この撮影監督たちへのインタビュー集のことを思い出した。こうして、改めて自分が見た彼らの映画のタイトルと監督を並べてみると、監督とのコンビぶりや、作品の傾向が分かって面白かった。

ネストール・アルメンドロス(スペイン)
 『野性の少年」(69)フランソワ・トリュフォー、『恋のエチュード』(71)フランソワ・トリュフォー、『アデルの恋の物語』(75)フランソワ・トリュフォー、『放浪紳士チャーリー』(76)リチャード・パターソン、『恋愛日記』(77)フランソワ・トリュフォー、『天国の日々』(78)テレンス・マリック、『クレイマー、クレイマー」(79)ロバート・ベントン、『終電車』(80)フランソワ・トリュフォー、『ソフィーの選択』(82)アラン・J・パクラ、『日曜日が待ち遠しい!』(82)フランソワ・トリュフォー、『殺意の香り』(83)ロバート・ベントン、『プレイス・イン・ザ・ハート』(84)ロバート・ベントン、『イマジン/ジョン・レノン』(88)アンドリュー・ソルト 、『ニューヨーク・ストーリー』(89)マーティン・スコセッシ、『ビリー・バスゲイト』(91)ロバート・ベントン

ジョン・A・アロンゾ
 『バニシング・ポイント』(71)リチャード・C・サラフィアン、『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』(71)ハル・アシュビー、『チャイナタウン』(74)ロマン・ポランスキー、『コンラック先生』(74)マーティン・リット、『いくたびか美しく燃え』(75)ガイ・グリーン、『さらば愛しき女よ』(75)ディック・リチャーズ、『がんばれ!ベアーズ』(76)マイケル・リッチー、『ブラック・サンデー』(77)ジョン・フランケンハイマー、『名探偵再登場』(78)ロバート・ムーア、『トム・ホーン』(80)ウィリアム・ウィヤード 、『ブルーサンダー』(83)ジョン・バダム、『スカーフェイス』(83)ブライアン・デ・パルマ、『未来警察』(85)マイケル・クライトン、『マグノリアの花たち』(89)ハーバート・ロス

ジョン・ベイリー
 『アメリカン・ジゴロ』(80)ポール・シュレイダー、『普通の人々』(80)ロバート・レッドフォード、『キャット・ピープル』(82)ポール・シュレイダー、『再会の時』(83)ローレンス・カスダン、『シルバラード』(85)ローレンス・カスダン、『偶然の旅行者」(88)ローレンス・カスダン、『マイ・ブルー・ヘブン』(90)ハーバート・ロス、『ザ・シークレット・サービス』(93)ウォルフガング・ペーターゼン、『恋はデジャ・ブ』(93)ハロルド・ライミス、『ノーバディーズ・フール』(94)ロバート・ベントン、『恋愛小説家』(97)ジェームズ・L・ブルックス、『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』(99)サム・ライミ、『そんな彼なら捨てちゃえば?』(09)ケン・クワピス 、『ロング・トレイル!』(15)ケン・クワピス 

マイケル・チャップマン
 『さらば冬のかもめ』(73)ハル・アシュビー、『タクシードライバー』(76)マーティン・スコセッシ、『ラスト・ワルツ』(78)マーティン・スコセッシ、『SF/ボディ・スナッチャー』(78)フィリップ・カウフマン、『レイジング・ブル』(80)マーティン・スコセッシ、『四つ数えろ』(82)カール・ライナー、『マイ・ライバル』(82)ロバート・タウン、『2つの頭脳を持つ男』(83)カール・ライナー、『3人のゴースト』(88)リチャード・ドナー、『ゴーストバスターズ2』(89)アイバン・ライトマン、『キンダガートン・コップ』(90)アイバン・ライトマン、『ドク・ハリウッド』(91)マイケル・ケイトン・ジョーンズ、『逃亡者』(93)アンドリュー・デイビス、『ライジング・サン』(93)フィリップ・カウフマン

ウィリアム・A・フレイカー
 『ブリット』(68)ビーター・イエーツ、『ローズマリーの赤ちゃん』(68)ロマン・ポランスキー、『モンテ・ウォルシュ』(70)(監督)、『イルカの日』(73)マイク・ニコルズ、『エクソシスト2』(77)ジョン・ブアマン、『ミスター・グッドバーを探して』(77)リチャード・ブルックス、『天国から来たチャンピオン』(78)ウォーレン・ベイティ/バック・ヘンリー、『1941』(79)スティーブン・スピルバーグ、『シャーキーズ・マシーン』(82)バート・レイノルズ、『ウォー・ゲーム』(83)ジョン・バダム、『スペースキャンプ』(86)ハリー・ウィナー、『トゥームストーン』(93)ジョルジュ・パン・コスマトス

(続く)

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『映画があってよかったなあ』(武正晴)

2020-03-23 09:30:00 | ブックレビュー

 サブタイトルに「洋画雑記」とある通り、映画監督の武正晴の、1970~80年代を中心にした、57本の洋画についての雑記をまとめたもの。表紙の写真は横浜の映画館シネマノヴェチェントの前で撮られている。

 偶然、本屋で見つけた時は、立ち読みで終えるつもりだったのだが、読み始めると止まらなくなって思わず購入してしまった。筆者は自分よりも少し年下なので、映画の初見時などで時間的なずれはあるのだが、例えば、「ビル・コンティの音楽は間違いなく人を救う(『ライトスタッフ』(83))」など、見た映画に対する思いなどでは、共感するところが多々あってうれしくなってしまったのだ。

 それにしても、若い頃に見た映画のことは何でこんなによく覚えているのだろう、と改めて思った。

 

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