田中雄二の「映画の王様」

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『マスターズオブライト アメリカン・シネマの撮影監督たち』(デニス・シェファー/ラリー・サルバート)その1

2020-03-25 12:46:05 | ブックレビュー

 『映画があってよかったなあ』(武正晴)を読んでいたら、筆者が映画監督なので、撮影監督の名前がたくさん出てきた。というわけで、1988年に出版された、この撮影監督たちへのインタビュー集のことを思い出した。こうして、改めて自分が見た彼らの映画のタイトルと監督を並べてみると、監督とのコンビぶりや、作品の傾向が分かって面白かった。

ネストール・アルメンドロス(スペイン)
 『野性の少年」(69)フランソワ・トリュフォー、『恋のエチュード』(71)フランソワ・トリュフォー、『アデルの恋の物語』(75)フランソワ・トリュフォー、『放浪紳士チャーリー』(76)リチャード・パターソン、『恋愛日記』(77)フランソワ・トリュフォー、『天国の日々』(78)テレンス・マリック、『クレイマー、クレイマー」(79)ロバート・ベントン、『終電車』(80)フランソワ・トリュフォー、『ソフィーの選択』(82)アラン・J・パクラ、『日曜日が待ち遠しい!』(82)フランソワ・トリュフォー、『殺意の香り』(83)ロバート・ベントン、『プレイス・イン・ザ・ハート』(84)ロバート・ベントン、『イマジン/ジョン・レノン』(88)アンドリュー・ソルト 、『ニューヨーク・ストーリー』(89)マーティン・スコセッシ、『ビリー・バスゲイト』(91)ロバート・ベントン

ジョン・A・アロンゾ
 『バニシング・ポイント』(71)リチャード・C・サラフィアン、『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』(71)ハル・アシュビー、『チャイナタウン』(74)ロマン・ポランスキー、『コンラック先生』(74)マーティン・リット、『いくたびか美しく燃え』(75)ガイ・グリーン、『さらば愛しき女よ』(75)ディック・リチャーズ、『がんばれ!ベアーズ』(76)マイケル・リッチー、『ブラック・サンデー』(77)ジョン・フランケンハイマー、『名探偵再登場』(78)ロバート・ムーア、『トム・ホーン』(80)ウィリアム・ウィヤード 、『ブルーサンダー』(83)ジョン・バダム、『スカーフェイス』(83)ブライアン・デ・パルマ、『未来警察』(85)マイケル・クライトン、『マグノリアの花たち』(89)ハーバート・ロス

ジョン・ベイリー
 『アメリカン・ジゴロ』(80)ポール・シュレイダー、『普通の人々』(80)ロバート・レッドフォード、『キャット・ピープル』(82)ポール・シュレイダー、『再会の時』(83)ローレンス・カスダン、『シルバラード』(85)ローレンス・カスダン、『偶然の旅行者」(88)ローレンス・カスダン、『マイ・ブルー・ヘブン』(90)ハーバート・ロス、『ザ・シークレット・サービス』(93)ウォルフガング・ペーターゼン、『恋はデジャ・ブ』(93)ハロルド・ライミス、『ノーバディーズ・フール』(94)ロバート・ベントン、『恋愛小説家』(97)ジェームズ・L・ブルックス、『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』(99)サム・ライミ、『そんな彼なら捨てちゃえば?』(09)ケン・クワピス 、『ロング・トレイル!』(15)ケン・クワピス 

マイケル・チャップマン
 『さらば冬のかもめ』(73)ハル・アシュビー、『タクシードライバー』(76)マーティン・スコセッシ、『ラスト・ワルツ』(78)マーティン・スコセッシ、『SF/ボディ・スナッチャー』(78)フィリップ・カウフマン、『レイジング・ブル』(80)マーティン・スコセッシ、『四つ数えろ』(82)カール・ライナー、『マイ・ライバル』(82)ロバート・タウン、『2つの頭脳を持つ男』(83)カール・ライナー、『3人のゴースト』(88)リチャード・ドナー、『ゴーストバスターズ2』(89)アイバン・ライトマン、『キンダガートン・コップ』(90)アイバン・ライトマン、『ドク・ハリウッド』(91)マイケル・ケイトン・ジョーンズ、『逃亡者』(93)アンドリュー・デイビス、『ライジング・サン』(93)フィリップ・カウフマン

ウィリアム・A・フレイカー
 『ブリット』(68)ビーター・イエーツ、『ローズマリーの赤ちゃん』(68)ロマン・ポランスキー、『モンテ・ウォルシュ』(70)(監督)、『イルカの日』(73)マイク・ニコルズ、『エクソシスト2』(77)ジョン・ブアマン、『ミスター・グッドバーを探して』(77)リチャード・ブルックス、『天国から来たチャンピオン』(78)ウォーレン・ベイティ/バック・ヘンリー、『1941』(79)スティーブン・スピルバーグ、『シャーキーズ・マシーン』(82)バート・レイノルズ、『ウォー・ゲーム』(83)ジョン・バダム、『スペースキャンプ』(86)ハリー・ウィナー、『トゥームストーン』(93)ジョルジュ・パン・コスマトス

(続く)


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