むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『鉄道員(ぽっぽや)』浅田次郎(集英社文庫)

2018年12月14日 | 読書

直木賞受賞作の短編集。

8編の短編が載っていますが、まるで別の作家が書いているように、キャラクターや舞台にバリエーションが豊富で飽きさせません。

だいたい、どれも死者の気持ちが絡んでくるお話で幽霊話も多いですが、泣かせようとする意図が見えすぎる作品もあります。

これを書いちゃだめだろう、読者が思うようにしないと、と感じる部分もありますが、その分、わかりやすいので、そっちの方がジンとくる人も多いようです。

ちょっと、わたしには、分かりやすすぎる作家さんだということがわかりました。

人の死を素直に泣ける人にお勧めです。

 


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