
幼い子供の遺体が渓流で見つかり、市営住宅に住むその母親が逮捕された。
そこで、隣に住む夫婦に焦点があたる。
夫が大学時代レイプ加害者であることが判明し、妻は身元がわからなず、戸籍もないらしい。
この二人の関係を謎として、記者が少しずつ解いていく。
許すとか許さないとか、幸せになるとかならないとか、そんなことに執着しつつ、いったい何なのか分からないまま物語は幕を閉じる。
こういう結論がでない終わり方は嫌いではない。
結論を決めるのは読者自身であるし、また、物語の登場人物自身でもあるのだ。
作家、つまり神に決めてもらう必要はないのだ。
分かりにくいレビューになってしまったが、謎が多い展開にネタバレしない程度に書いたためです。
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