むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『銀狼王』熊谷達也(集英社文庫)

2024年06月10日 | 読書
銀色の大きなエゾオオカミを追うマタギの姿を描きます。
絶滅に向かうエゾオオカミと、最新の銃を持ち、それを追う狩人の姿は、人間の身勝手さを匂わせる構成で、モヤモヤ感が全編に漂っています。
それだけに駄作に思えますが、逆にそれがリアリティとして感じることができると、また違った面白さが見えてきます。
直木賞作家としては、冒険的な設定だと思います。
その辺を面白がれるかどうかで、評価が変わるでしょう。
わたしは面白かったと思います。

コメント
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