むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『たたかう植物』稲垣栄洋(ちくま新書)

2022年02月02日 | 読書
ただ、そこに生えているだけにしか見えない植物たちですが、いろいろな敵と戦っているのです。
菌類や細菌、ウイルスから、昆虫、草食動物、人間、天変地異などにあがなって生きているのです。
小さな敵には毒をもって戦い、哺乳類にはトゲで戦ったり、味で戦ったり、蜜を出してアリなどの用心棒を雇ったり。
それでも、植物の作った毒を体に貯めて防衛する昆虫が出現したり、人間などは、ニコチンや辛み、カフェインなどの毒が好きだったりしちゃうのです。
しかし、植物は負けません。
どんなところにも生えてくるのです。
このような生態系の社会を見ていると、人間社会にも負けず劣らず複雑だなと思います。

コメント
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