むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『地の星』宮本輝(新潮文庫)

2021年07月10日 | 読書
『流転の海』の第二部。
主人公松坂熊吾は、病弱の子供と妻のため、ふるさとの四国に引っ越し、静かな生活を送ろうとします。
そこで待っていたものは、子供のころからの因縁でした。
様々な事件が起きますが、ゆっくりと過ぎる田舎の時間の中では自分らしく生きていけないことを悟り、大阪に戻る決意をします。
第二部では、主人公の魅力がさらにアップしていました。五十歳を過ぎても、素直な心を失わず成長し続ける熊吾はカッコイイと思いました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする