奄美へのいざない

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奄美大島本島一周第一区間完漕 レポート2

2008-05-29 22:01:00 | サーフスキー・シーカヤック

  レポート2 今里~西古見     (レポート1

 今里漁港でサーフスキーからシーカヤックに乗り換え出発する、やはり長距離を漕ぐには多少の荷物が積めて安定性の高い舟の方が有利だとつくづく感じる、と言ってもこのシーカヤックも幅48cmとそれほど安定性の高い舟では無いがサーフスキーに比べたら全然楽チンだ。ここからは断崖絶壁の海岸線が続くリーフが発達していないので岸沿いの奇岩を眺めながら漕げるこれぞシーカヤックの醍醐味だ、磯釣りでも有名な一帯だ。

 しばらくすると目の前に黒い漂流物・・よくよく見るとカメだ息継ぎにしては顔を出している時間が長いゆっくり近づくと向こうもこちらを観察している様子だ、ここまでの間にも何度かカメを見かけたがパドルの音ですぐに潜ってしまっていたのでパドルを入れず惰力だけでゆっくり近づく5m位の距離でやっと潜っていった、海は相変わらずベタ凪ぎ湖のような海面だ、前方に次の目標宇検村船越海水浴場公園が見え始めた、宇検村の観光スポットの一つと言うだけあって綺麗な浜辺だシュノーケリングは最適だろう、ここで一息入れていよいよ今日の一番の難関と思われる奄美大島本島最西端曽津高崎へと向かう。

 まずは枝手久島の後ろを進む岩場には磯釣りをする人が見える沖には釣り船も数隻見える、枝手久島を過ぎると遠くに曽津高崎の断崖とその上に鎮座する灯台が見えた、焼内湾からの潮流のせいか徐々に海面にバチャバチャ暴れる波が出始めたそれに加えて灯台方向からの南西の風が出始めて来たそれはだんだんと強くなる、完全に向かい波と向かい風になってしまった、パドルを休める余裕が無いこんな状況でコケたくも無い、疲労も出てきている1人だったら間違いなく撤退する状況だ、横を漕ぐ春山さんとの会話は無くなった、早く岬に到達しないかばかり考えている。

 やっと灯台を見上げる所までたどり着いた、灯台上から見渡す風景も絶景だが下から見上げる眺めも絶景だ、岬を回ると向かい風ではなくなる少しは楽になるだろうと思っていたが疲れきった体には横から受ける風も苦痛だ、既にここまで40km以上漕いでいる、風は右から、バタバタ波は前から寄せてくる、上陸してガチガチになった体をほぐしたいが上陸できそうな場所が無い。西古見の三連立神の手前にやっと上陸できそうな場所を見つけた。

 舟から降りるのもフラフラだアダンの木陰に横になり春山さんにマッサージしてもらいやっと息を吹き返した、それにしても春山さん50歳を越えているのにタフだやはり日頃からアスリート活動をしている人は違う、私の舟より幅が広く舟の重さも30k以上あるのに平気に漕いでいる。一息入れて数キロ先の西古見の港に入る、陸上班と合流し漁船の日陰でカップヌードル、私はしばらく横になったまま動けなかった、本当に残りの距離を漕げるのだろうか。

 ここまでの漕行距離 47km 所要時間 約9時間

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