奄美へのいざない

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田中 孝

2007-04-25 06:10:34 | 人戯れ

 田中孝は田中一村の本名である、今では終焉の地奄美でも多くの人々に知られ日本でも高く評価を受けている画家であるが、それらの評価は彼が没した後のことである。奄美に生まれ育ったはずの私も初めて一村の描いた奄美の絵を見たときのインパクトは忘れられない。斬新さと新鮮さと鋭さ恐ろしくもある鮮やかさを同じ瞬間に閉じ込めた絵だと思う。

 雨の中ぶら~りとドライブしていると「田中一村終焉の家」の看板が目に止まった、何のことは無い何時も走っている道を入ってすぐのところだがまだ入った事はなかった。壊れそうなボロ屋とは聞いていたが本当にそうである、これでも今の方が整備された方なのであろう。

 家に帰り物置を漁りまくって20年くらい前に買った田中一村作品集の本を改めて開いてみた、作品と共に奄美での彼の生活の様子なども記されている、その生き様には心締め付けられる、何がそこまでして彼に絵を書かせたのだろうか。(参考ここ)

 1977年9月12日、この家で死んでいるのを発見された、69歳。死亡推定時刻は前日の夕方である、孤独死である。その前の年に脳梗塞を患い不自由な体であった。同期でライバルとか比較される東山魁夷の生涯とはあまりにも悔しいくらいかけ離れ過ぎである。

 日本が世界に誇れる画家の絵が今「奄美パーク」で見ることが出来る、是非もう一度ご覧あれ。

 一村終焉の家 ↓

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