皆様に大変ご迷惑をおかけしましたが、熱中症かと医大生・たきいが自己診断した突発的に起きた高熱もなんとか落ち着きました。たくさんの差し入れが部屋の取っ手にかかっていて泣きそうになりました。というか泣きました。ゼリーで冷蔵庫が閉まらなくなって泣きました。心優しき方々に囲まれて幸せです。ありがとう。医大生・たきいです。
さて、高熱が下がれば一難去ってまた一難、今日は大変長らくお待たせいただきました、ひざのMRIの検査に参りました。「これは切れてますね」と言われて絶望的な気持ちを味わってからもうひと月ほど経ったとは時の移ろいも早いもの。少々緊張気味に大学病院に赴く。MRIの前に怪しげな部屋に誘導されたので、こはいかにとて、部屋で待っていると、若干関西弁イントネーションのドクターが書類を抱えてやってきた。
「あっ、君はここの学生さんなんだね」
ええまぁ。話を聞くと、筆者を研究材料として使いたいらしい。断るつもりなんて毛頭ないにせよ、「ここの学生だね」と言われれば拒否権は与えられていないようなもので、同意書もあまり読まずにサインする。不良品かと嘆いていた己の身体も医学の為に、あるいは人類の為に役立ったということか。誇り高きわが肉体である。労わりながら筋トレさせてやることにしよう。説明の書類をもらったが、難しいから興味があれば読んでみてと言われた。一応目を通せば、レアな症例だね君は!研究魂がわくわくするぜベイベーという雰囲気だけは感じ取れた。左様で御座いますか。どうぞぜひぜひ研究してやってください。
MRIは受けたことがある人ならわかるであろうが、けたたましい騒音を我慢しながら長い時間させられる。今日の筆者の場合、「研究」の為に通常よりも長く40分くらい閉じ込められた。なかなかの苦行である。騒音を少しやわらげられるように今日はヘッドホンを渡された。クラッシクが流れていたのだが、急に一瞬英語の曲紹介が始まって焦った。実は帰国子女である筆者だが、受験時代に何よりも苦手だったものはリスニングなのである。英語が流れてくるのは心よいものでは決してない。そんなくだらないことを考えていると、検査は終わる。向かうは整形外科外来である。
待ち時間が思いのほか長く、3、4日前にTSUTAYAで買った東野圭吾で時間をつぶす。同学のやつと待合室で出くわして、「冷酷王子」の話題で持ちきりになる。そしていよいよ迎えた診察室である。
結論から申し上げよう。Lachman‐testで再断裂と主治医の先生から言われた再建術をした靭帯は切れていなかった。しかしながら靭帯の位置がずれていて、靭帯が靭帯として機能していないらしい。今度は再再建術の手術を念頭に置いたうえでCTの精密検査ということで、またひと月待たねばならない。部活復帰の見通しがいよいよ立たなくなってきた。
こんなときでも多くの先輩が筆者のことを気にかけてもらってうれしかった。これからも精力的に筋トレに取り組んでいきたいものである。
(すき家で大盛り3杯を先輩に命じられたものの、3杯目の大盛りカレーでギブアップした人(苦笑))
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