医大生・たきいです。

医大生的独言。

CPCわず

2016-02-29 12:20:30 | 医大生的生活

久々の試験だったので、普段ボールペンしか使わない自分は鉛筆など準備するのが億劫でありました。医大生・たきいです。





CPCとは“clinicopathological conference”、臨床病理カンファレンスのこと。BSLの最中、夕方にちょいちょい講義があって、年間15コマもあったらしい。今日はそのまとめ試験。マークが30問に記述が2問、最後の記述は「1年間学んだことを述べよ」

病理といえば今「フラジャイル」がアツイが、そこに触れるかどうか若干悩んだ。というのも、科目責任者の先生もどうやらフラジャイルがお好きらしいからである。


「僕の言葉は絶対だ」


試験中の人間というのは、「えいや、c!、絶対これであってくれ!」といったように2択で迷った選択肢を決断するときはさながら、言葉の勢いだけはフラジャイルの主人公である岸先生のようである。

「臨床」病理カンファレンスである。王様のようなその勢いを臨床の場に持ち込むのは些か危険ではないかと判断したのでフラジャイルの話題は出さずに解答は無難にまとめた。「うちは10割出しますよ」と言われたら返す言葉がないわけで。

水曜木曜も試験が続きます。






(午前終わりの試験でメシ食いにでかける同級生と各地で会った人(笑))


笑うと口笛が吹けない

2016-02-28 23:59:59 | 医大生的生活

昼はコンビニ、夜はスーパー、と弁当に頼りがちな試験期間でございます。医大生・たきいです。




寮の一室、同級生4人で勉強している。頭のいい人は孤独に勉強してもいい成績を取れるのだろうが、凡人が情報戦に打ち勝つには仲間と勉強するのが一番だ。とはいえそこはわたくしの友達、集中力が切れるのが早い人が少なくはなく、気づけば誰かが口笛でも吹き出す。それに追随していく。しばしハモる。最近の流行りはラピュタのあの曲。小中学生のときに学校で歌わされた曲が採用されることが多い。全員出身地はバラバラだが、公立の学校はどこも似たような曲を歌っていたようだ。



アレンジを加えちゃったりして一瞬はいい感じに仕上がるのだが、ワンフレーズもいかずに誰かが笑い出す。堪えきれないといった雰囲気だ。つられてみんなが吹き出す。こうして曲が最後まで辿りつくことはない。さてさて、これぞ試験期間である。






(昼寝しないと生きていけない人(笑))

プロ棋士並の頭脳が欲しい

2016-02-27 23:59:59 | 医大生的生活

他の実習班が白衣を着たやや真面目な集合写真撮っているのを見て、うちも撮っておけばよかったなと今さらながら思っておりますがうちの班には飲み会のときの写真しかありません(笑)。まあそれはそれでいいか。医大生・たきいです。




さてさて、できることなら将棋のA級順位戦最終局でも観戦していたかったですが試験前なので泣く泣く諦めたわけです。A級順位戦とは名人挑戦者を決めるトッププロ10人による総当たり戦で注目度の高い対局。将棋のトッププロたちがしのぎを削る闘いは毎年感動を呼び、昇級よりも降級が注目されるほど。





ただ、上よりも下が注目されがちなのって受かる/落ちるが重視されがちな医学部の学内試験もそうだよな、なんてことに気が付きましたが、未知の局面に挑む天才たちに比べたら、ああ、既知の情報を記憶する我々なんて全然大したことないわけです。将棋のプロのような頭脳が喉から手が出るほど欲しい試験前なのでした。カフェイン中毒気味の生活が続きます。








(試験勉強してるときってやたらとやりたいことがたくさん出てくる人(笑))

今年度のBSL終了してみて3つの感想

2016-02-26 23:59:59 | 医大生的生活

先輩からお酒が送られてきたのでわーい!と喜んでいると、先輩がここまで来て一緒に飲むという斬新なやり方を提案されました。部屋にいながら酒と人が来てくれるという新しい展開です。わたくしにとってこの2月は勉強ばかりしているようで地味な毎日ですが、華やかな3月を前にあともう少し頑張る所存であります。医大生・たきいです。




BSLとはうちの大学では臨床実習のこと、内科系の診療科を回り終わってしまったという恐ろしい現実が目の前に突き付けられておりますが、ざっくりと臨床実習の1年間を振り返ってみて。とりあえずパッと思いついたこと3つ。

1.ゆったり本を読めた
臨床実習って試験がないので、今までと比べるとかなりゆったりと勉強できます。今まで忙しくて、試験前にポイントを掴むだけで試験を乗り切ってきてしまったわたくしのようなタイプの人は臨床実習が始まったときが読書のチャンスかもしれません。今まで情報の羅列のように思えていた事柄も、医学書を読むと感情を持って記憶に残せます。各診療科なるべく1冊読んでその感想をブログに書くというブログ式勉強法が割と自分にマッチしていたようで教科書を除いた上でなんやかんや1年間で10冊も医学書読めました。詳しくは「医学書レビュー」カテゴリからどうぞ。アウトプットの場を設けたおかげで少しはインプットの質を高められたかとは思います。同じジャンルの本で年間こんなに読んだものは将棋の定跡書を除いて他にありませんからそこそこの成果と自画自賛。文系人間なので「文脈」がないと思考を蓄積できない人間なのですが、その意味でも本を読めたのは良かった。ただし医学生ならだれでも名前を聞くような名著にチャレンジできなかったのはやや心残り。来年度もブログ式勉強法は継続予定とします。


2.典型例を知らないと何が非典型的なのか分からない
表面上はそりゃそうだろとBSLが始まる前からこのことは思っておりましたが、現場に出てみるとなおさら痛感したわけです。なんでこれは教科書と違うんだと考えるところにも臨床の面白さはあるかと思いました。情報処理能力に長けた同級生たちの中にはガンガン国試の過去問とかに手をつけていた人もいたようですが、ゆったり本を読んでいたらその余裕は自分にはありませんでした。ただやはり国試的な典型例を記憶することも重要なのです。「4年生から受験生みたいなことしてたら6年生になってから飽きるんじゃね?」とやや斜に構えていたところは反省ポイントでした。現に典型的症例を含めたコアな知識の薄さに頭を抱える試験前であります。


3.手先が不器用なほうらしい
人より手先系の技術を習得するのに時間がかかるタイプだとこの1年間で確信しました。こういうのってこれまでの自炊の経験値と相関している気がする。ルンバールの模型を前に1人だけめちゃくちゃ時間がかかったり、未だに採血も自信がなかったりと残念なことも多々ございます。センスなさすぎて自分にがっかりすることもありましたが、この先も辛抱強く修業を重ねなければなりませんし、ときには人より時間をかけて努力を要求されることもあるでしょう。それでもくじけずに頑張っていきたいものです。医者の大抵の手技は20回だか30回だかやれば誰でも大丈夫的なことをどこかで読んだのでそれを信じて頑張ります。


「たきいの班は飲み会ばかりしている」と言われていた割には頑張ったのではないかと思っていはいるのですが、そう言い切れるように試験勉強も頑張らなくてはなりません。ああ春休み、短すぎ。





(送ってもらったうち1缶飲んじゃった人(笑))

寝相が悪くて壁を蹴る

2016-02-25 23:59:22 | 医大生的生活

少し前に大学受験の参考書か何かで表現が不適切といって問題になっていたことが話題になっていたけれど、試験の為の丸暗記には「不適切な表現」を多用してこなければここまでやってこれなかったと確信しているので少々複雑な気分です。ポイントは下ネタと七五調。医大生・たきいです。




昔から寝相が悪い。一緒に温泉宿に泊まった友人に盛大な蹴りを喰らわせてしまったせいで酷く怒らせてしまったときにはかなり反省した。だがこればかりは直そうとしても直せない。

外病院の宿舎でこの1週間お世話になっているけれど、右隣も左隣も同級生。ベッドは左側の壁に隣接しているが、たきいの部屋から夜中にドンという音が聞こえてくるよ(笑)という報告を受けた。きっと壁を蹴っている音なんだろう。優しい彼は何も言ってこないけれど、申し訳なさが募る。

そういえば寮の隣の部屋は6年生の先輩だったけどこれまでうるさくなかったかなと急に心配になってきた。笑






(班の女の子に「たきいは〇〇〇マスターやから」って言われた人(笑))