医大生・たきいです。

医大生的独言。

繊毛!

2012-07-04 21:01:11 | 医大生的生活

医学部1年生メーリスの最後の挨拶に、「テスト勉強ラストスパート頑張りましょう」という文言が付け加えられる今日この頃である。ラストスパートどころか、ちょうどスタートを切ったところなので、激しすぎる焦燥感に襲われております(笑)。医大生・たきいです。

さて、煩雑な自動車関係の手続きに行くも再度来ることを求められてしまい、正午まであと1時間ちょっとという時間を迎えたところ行き着いた先はファミレスであった。テストが近いので勉強をしよういう試みである。確かにそろそろまずい。喫煙席は店の手前だと店員さんに告げられるも、店の奥を陣取ろうと無視して隅の喫煙席に座る。居心地のいい席が喫煙席になっているというのもいかがなものか。仙台は定禅寺通りにある、好きでたまに通っていた喫茶店も、そういえばそのような座席の配置であった。タバコが毛嫌いさえされている今の時代に逆行してはいないか。喫煙席がなくなるのは時間の問題なのかどうか。

かかる社会問題を熟慮している暇なんて僕らにはなく、席について軽食とドリンクバーを注文するや否や分厚すぎる教科書を広げる。読んでも読んでも先に進まずなんだかいやになってくる。あまりにミクロな学問の科目であるから、ふと疲れて背もたれにかかって巨視的な感覚になれば、小さいことなんてどうでもいいやという気持ちにふとなりそうな時があって怖い。過去問を眺めつつぷつりぷつりと教科書を読み進めていく。

目の前に座るのは、ご存じ、目つきの悪い少年である。最近コーヒーを飲みまくって頭をギンギンさせるのが最近のお好みらしい。眼光紙背に徹すのことわざの如くその目は教科書を睨んでおり、今にも教科書が溶けそうな気がした。

脳みそを酷使するのは5か月ぶりくらいで(笑)、筆者は7、8時間の勉強でほとんどギブアップだったのだが、目つきの悪い少年はへこたれずに勉強を続ける。流石は全国高校偏差値ランキングで上位に君臨していると本人が自慢していた高校の出身なだけはある。勉強をする時の体力が違う。その体力は、ラグビー部の12分間走でうめき声をあげながらも先輩たちを追い抜いて走っていくだけの強靭さではないのである。

そんな彼を以ってしても、この科目の過酷さは厳しいようで、彼の勉強の勢いは弱まりを見せてきた。「女子高生かわいいけー」とか盛んに呟いてくる。大きな声でいうものだからこちらが恥ずかしい。確かにその女子高生がかわいかったのはここだけの話だが。そんなこんなで、目つきの悪い少年は急に変な動きを始めた。







「繊毛!」






両腕を上に合わせてあげれば、身体をひねり全身でくねりを表現する。ついに頭が言ったのかと思うも、「精子についてるやつ?」という勉強不足丸出しの質問を彼に投げかければ、「それは鞭毛だ。」という的確な返答が返ってくるから、まだイッちゃってはいないらしい。うむ、テスト勉強とは、死にもの狂いなのである。





(昼ごはんも夜ご飯もファミレスの同じ席で食べた人(笑))






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