劇場型殺人

柏市の通り魔が逮捕された件について。

犯人は明らかに自分が知能犯だと確信していましたよね。まさか警察も車を奪って逃げた奴が、近場に棲んでいるなんて思うわけない……。そんな事を考えて愉悦に浸っていたのではないでしょうか。

でもまさか狙った相手が同じマンションの住人とは予想できなかったんでしょう。顔も見られているし身元もバレてしまう。これは殺すしかない。それが殺人の動機じゃないでしょうかね。

これは一目瞭然だけど、犯人は非常に自己顕示欲が強いですね。マスコミの前に出てきた時、ちょっとめかしこんでいましたし。動画配信とかしてそうなイメージ。インタビューの途中でマスコミも「こいつ犯人じゃね？」って気づいていたんじゃないかな。話が二転三転するし、警察に動画を渡したなんて嘘ついているし。

可哀想なのは殺された人です。こういう目立ちたがりの犯人にとっては逮捕されるまでがシナリオの一つなんですよ。だから逮捕された時に「チェックメイト」と言ったのです。犯人にしてみれば被害者は被害者「役」に過ぎないのです。おそらく犯人の脳内では、逮捕された時にスタッフロールが流れていたのではないかな。劇場型殺人です。

ところで犯人がインタビューで「牛刀」と言っていましたが、牛刀で思い出すのが三国志。

水関の戦いで呂布が出陣しようとするのと止める華雄。その時に華雄が言います。

「鶏を割くに、いずくんぞ牛刀を用いんや」

鶏を捌くのに牛を捌く刀使う～？　普通使わないでしょ～って言っているのです。つまり呂布将軍が出向くことはありません。自分が行きます、と華雄は言ったのです。ただ、それを思い出しただけ。


あと、これは事件とも三国志とも全然関係ないのですが、陣内智則はいつまで藤原紀香との離婚ネタを引っ張るんでしょうね。自分のブログ（2009年3月19日分）でも確認したけど、離婚したのってもう5年も前じゃないですか。昨日の「笑ってコラえて」でも離婚ネタが出たのでここに記す。