健全漫画

児童ポルノ云々について、ある女性政治家と手塚治虫の娘さんがツイッターで色々と語り合っていた件について。

その女性政治家は手塚治虫の漫画こそ健全的な扱いをしていましたけど、手塚治虫ほど漫画に不健全さやアブノーマルを持ち込んだ人もいませんよね。

ロリ、ホモ、ショタ、近親相姦、異種族姦、触手、人形愛……およそ思いつくアブノーマルネタは大体やっている感じですよ。この女性政治家さんは鉄腕アトムだけのイメージで手塚治虫を語っていたみたいですね。

そもそも、基本的に少年漫画に女の子の裸は付きものじゃないですか。男の子が読むものなんだからセクシー要素は欠かせないわけですよ。

昔は、セクシーな裸を作品内に出すことはいけないって言われていた。じゃあセクシーな大人の女性ではなく、若い女の子の裸なら出してもいいだろうって感じで描かれていたわけですよ。初期のアラレちゃんが妙に色っぽかったのは、そういう名残があったからじゃないですか。ドラえもんのしずかちゃんだって、エスパー魔美だってそういう面はあった。ドラゴンボールのブルマなんてサービスシーン満載でしたよね。

結局、怒られないためにやってきた苦肉の策が今になって問題視されているわけですよ。それを法律でなかったことにするのは、日本漫画界が散々押さえつけられて努力してきたことを、一瞬のうちになかったことにしてしまうわけで。ドラゴンボールやドラえもんをどういう風に修正するつもりなんでしょうね。発売禁止にでもしますか？　焚書ですよね、それって（手塚治虫は実際、焚書されたらしいですからね）

件の女性政治家さんは手塚治虫じゃなくて、寺田ヒロオ作品を健全作品の頭に据えればよかったのにね。あの人の作品は眩いばかりに健全ですよ。